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各地で予想を超えて飛散中。花粉が増えている原因は?

週末は、全国的に晴れて暖かくなったため、先週まで少しおさまっていた花粉も山沿いを中心に非常に多く飛んだ所がありました。花粉症の方は、花粉の飛散がいつ終わるのか気になる所ですよね。

さっそく、全国の花粉の種類別、飛散状況を見てみましょう。

<西日本>
スギ花粉はほぼ終息してきています。ヒノキ花粉も最盛期を超えてきているのですが、近畿地方などでは、まだ、晴れると非常に多く飛ぶ所もあるようです。

<東日本>
スギは終息に向かいつつありますが、ヒノキがピークを迎えています。

<東北>
スギの最盛期は過ぎてきましたが、暖かい晴天の日はまだまだ大量飛散の可能性があります。

<北海道>
ハンノキ花粉が飛んでいますが、花粉量は少なくなっています。これから、シラカバ花粉の飛散が始まりますが、今春は少ない予測になっているようです。

今週は、春らしく天気は周期的に変化しそうです。
各地で花粉のピークは過ぎつつありますが、
雨の日はおさまっていた花粉も、晴れると一気に飛ぶおそれがあります。

引き続き注意をしてください。


■近年は花粉飛散量が増加中!その原因は?■

さて、4月9日、16日の記事でも触れましたが、
今年の花粉は当初の飛散予測を大幅に上回っている所が多くなっています。

実はこれは今年に限ったことではなく、近年、花粉の量は増えている傾向にあるんです。
いったいなぜなのでしょうか?

スギ・ヒノキの人工林は、森林面積の約30%を占めていますが、
この面積はほとんど増加していませんので、木が増えているのではありません。
実はスギの樹齢に関係があるのです。

通常、スギ花粉が多く生産されるのは樹齢が30年以上のものだと言われています。
日本におけるスギ・ヒノキの植林は、木材資源の確保などを目的として、
昭和20年代から40年代に全国で行われました。

しかし、国産の木材利用低迷などでスギ林の伐採が進まず、
花粉を多く出す樹齢の高い木がたくさん育ってしまったため、
スギ花粉の飛散量が増加しているということなのです。

上の図はスギの全国齢級別面積を表したもの(林業科学技術振興所 横山敏孝氏 提供)ですが、
やはり、樹齢30~40年の面積が大きくなっているのがわかります。

スギは樹齢約100年まで大量に花粉を出すと言われていますので、
引き続き少なくともあと50年は、大量のスギ花粉が続くいうことになりますよね……。

今後の花粉の飛散量は、花粉の少ないスギ林に変えていくという取り組み(3月23日に紹介)と共に、
現在成長しているスギを木材としていかに利用できるかにかかっていると言えそうです。