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“寒の戻り”で桜も花粉も長持ちしそう…。宮崎では“少花粉スギ”が成長中!

先週は、初夏のような汗ばむ陽気になり、東日本や西日本では相次いで桜が開花しました。
各地の花粉の様子はと言うと、週を通して多く飛び、特に気温の上がった東北地方では19日(木)前後に今シーズン最大となる猛烈な飛散を観測しています。どうやら東北地方はスギ花粉が最盛期に入ってきたようです。

一方、関東などの東日本~近畿あたりでは、スギ花粉の最盛期は過ぎつつありますが、一気に減るわけではなく、まだまだ多い状態が続いており、ヒノキ花粉も徐々に増加しています。

そして九州では、前回の記事でも触れたように、スギ花粉はほぼ終息。代わってヒノキが大量に飛散中です。

そんな中、今週は全国的に気温が低くなり、「寒の戻り」になりそうです。
こうなると、早めに咲き出した桜が長持ちするのは良いことなのですが、
花粉も同じように長持ちしてしまう可能性があるんです。

今週は先週よりも花粉の飛散が少しおさまって、一時的に“ダラダラ型”になりそうですが、
寒の戻りが終わると共に、再び大量の飛散となる恐れがあります。

今週、症状が軽くなった方もいるかもしれませんが、
決して花粉の季節が終わったわけではありませんので、ご注意下さい!

■花粉の少ない品種で、地球にも優しい森林に!■

「お花見も花粉に悩まされて快く楽しめないなら、いっそスギやヒノキを切ってしまえばいいのでは!?」

花粉症の人の中には、このように考える人も多いのではないでしょうか?

確かに、スギやヒノキを切ってしまえば花粉の問題は解決されるかもしれません。
ただ、これらの木は、木材資源であると同時に、国土の保全やCO2の吸収の役割を果たしています。
特に、スギは吸収量が最も多い樹種のひとつといわれており、
適正な管理保育により、合理的な二酸化炭素吸収策とすることができるのです。

これらをふまえた上で、林野庁では、花粉の少ないスギやヒノキの品種作りに力をいれてきました。
平成8年から19年までに、すでに200近い品種を開発しています。

スギ材生産量が日本一の宮崎県では、花粉の量が“他品種に比べて100分の1”という品種
『高岡署1号』の植林が今年に入ってから本格化しました。

1月末に植林を開始し、現在までに民有林25ヘクタールに約7万本を植えたそうです。
これだけ大規模に“少花粉スギ”が植林されるのは、全国でも珍しいことなのだそうですよ。

上の写真は、実際に植林された『高岡署1号』の苗木です。
まだ少し赤っぽいですが、暖かくなるにつれて緑色に変わるそうです。
この苗木が大きくなった時には、今より花粉の量も少なくなっていることでしょう。
すくすく育ってほしいものですね。