小学校での気象授業実施報告
10月に名古屋市内の小学校3校を訪問し、気象に関する特別授業を行ってきた。
これは「理科嫌い」をなくすため、ひいては「理科好き」の子供を増やすために、昨年度から
名古屋市教育委員会が行っている、理科支援講師派遣事業の一環として、気象の分野だけ
でなく、科学・物理・医学などの様々な分野から講師を小学校に派遣し、従来の教育課程から
さらに掘り下げた内容の話を聞くことによって、さらに理科への関心を高めるために行われて
いる。

気象の分野からは自分が参加して、今年度は台風の話を中心に、防災への心構えなどの
授業を行ったが、その前に高気圧・低気圧の話を具体例を交えて話をしたところ、意外にも
高気圧や低気圧の定義からわかっていないことが判明。
気圧は空気の重さであり、1平方センチあたりおよそ1kgの重さが掛かっているので、
みんなの体にはすごい大きい力が掛かっていること、そして上空ほど気圧が低いので
家からお菓子の袋を標高の高いところに持っていくとパンパンに膨らんでしまうことなど
を少々笑いを交えながら話をしていると、次第に子供たちの目つきが真剣になってきた。
そして台風とはどういうものか、台風は何故日本に近付くことがあるのか、そして
台風の被害の怖さなどを天気予報の現場での話を交えながら話したところ、真剣に
自分の話に聞き入ってくれていた。
授業後、子供たちからは、
「今までは台風が来ると学校が休みになる(授業が少なくなる)だけだったけど、
台風の怖さがよくわかりました」
「これからはきちんと天気予報にも関心を持って見ようと思います」
などの感想を聞くことができた。
自分たちの身の回りにありながら、案外わかっていないことの多い天気。
今後もこういう活動をどんどん行っていき、子供たちに気象の面白さ・奥深さを伝えて
いきたいと思っている。今回の記事で関心をもっていただき、担当する学校でこの手の
授業をやるのも面白いかも、などと検討していただける方は、是非一声掛けて欲しい。
そしてこの動きが全国に波及し、天気に関する知識が広まることを願ってやまない。
(服部 康光)






