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2008年09月15日

予言者による地震予測に思う

 ブラジルの予言者ジュセリーノ氏によって、
 「9月13日に中国もしくは名古屋市に巨大地震が起き、犠牲者が出る」
 との予言が出され、12日などは名古屋市内でも大きな話題となった。
 事実気象予報士である自分のところにも、電話やメールなどで憶えているだけでも10件
近くの事実確認があった。自分自身の立場からは、「いつ起きてもいいように備えだけは
しておいてくださいね」としか言いようがなかったが。

 同氏の予言は結果として不的中となったのだが、その直前に北海道の十勝沖で地震が
発生し、小規模ながら津波も観測されたので、震源地が少しズレたとかいろんな説明は
付く。しかしながら、とかく日本は地震の発生する頻度が高い国だけに、予言者の発言とは
いえ、民衆を動揺させた責任は重い。

 国内には気象業務法という法律があり、これに基づき地震の予測については、気象庁だけ
がその予測が行うことができるとされている。これに違反すると50万円以下の罰金となるの
だが、多かれ少なかれ同氏の予言に関する問い合わせはあっただろうから、気象庁がどのような
判断を下すのかは興味がある。

 災害心理学などで使われる用語に「正常性バイアス」というのがある。
 『まさか自分だけは被災することはないだろう』と高をくくり、水害や地震などの現象に対して
何も準備せず、丸腰の状態でいたりする状態のことを指すことなのだそうだ。やはり日頃から
災害時にはどう対応すべきかを考え、異常が発生した(もしくは差し迫った)場合には楽観視
せずに、冷静に行動することが大切だ。

 今回の予言の影響をきっかけに地震への備えを始めた人も多く、防災意識の向上に寄与
したという点では、同氏のおかげとも言えるかもしれないが…

 (服部 康光)

2008年09月14日

中秋の名月レポ【名古屋編】

 旧暦8月15日は「中秋の名月」として、月を愛でるようになって幾年月。
 今年は台風13号の影響が懸念されていたが、名古屋では多少薄雲が出ているものの、

 中秋の名月from名古屋

 昨年は結構ボケボケの画像だったので、そんなに高性能ではない同じデジカメに
多少苦心しつつも、倍率を上げての撮影に何とか成功した(昨年9月25日の記事を
参照されたい)。

 夜も少しずつ涼しくなってきて、ススキの穂や月見団子を飾って中秋の名月を愛でる
ことができるようにはなってきた。
 この月見団子も、中秋の名月にあたる十五夜が「芋名月」とも呼ばれることから、
秋の収穫物として芋類を供えたり、団子の形もまん丸なものから里芋のような形の
もの、味も甘いものから薄味のものなど、多種多彩なようである。

 台風13号はこの後本州南岸を進む公算が高いようだが、通過した後により秋の
空気に入れ替わりそうだ。
 相変わらず動きが遅い台風13号。
 勢力はだいぶ衰えたものの、まだ大雨を降らせるポテンシャルは持っているので、
引き続き最新の情報をしっかりとチェックしていただきたい。

 (服部 康光)