東海豪雨から今年で7年
2000年9月11日から12日にかけて名古屋およびその周辺地域で未曾有の豪雨となり、
堤防が決壊したり、排水機能が麻痺するなどで浸水被害が多発するなど、代表的な
都市型災害と位置づけられている。
当時塾の教師として、自分は災害救護法が適用された海部郡大治町にいた。
夕方から叩きつけるような強い雨がひっきりなしに降り続いていたが、夜になって授業中に
ふと外に目をやると、すぐ前の道路が冠水し始めており、駐車場にも水が入り込みつつあった。
まだ気象予報士の資格は持っていなかったが、その後生徒の保護者からの情報で
「(既に)自宅に水が入り始めている」
…ということで、午後8時ごろ校舎責任者判断で授業を中止し、全員を帰宅させることにした。
そして迎えに来れる保護者には校舎まで来ていただき、来れない保護者宅には自分の
運転する4輪駆動車で近くまで送るなどして、全員を無事に帰宅させた。
そして校舎に戻った午後9時半ごろには、雨は小康状態となっていたが、校舎の中に水が
入り込んでおり、生徒を帰宅させるタイミングが少しでも遅れていたらと思うと今でもゾッとする。
先日浸水被害があった地域の小学校に行く機会があり、校長室に張られていた浸水被害に
見舞われた校庭の写真を見て、改めて東海豪雨の被害の大きさを実感した。
名古屋市では今年度から文部科学省直轄の国家プロジェクトとして「理科嫌い」を改善・解消する
ための理科の授業を支援するための専門家による補助員を派遣する事業を開始する。
自分も地学分野の支援員として登録をすることにした。
実際に支援として授業ができることになれば、身近にありながらわからないところの多い天気を
理解し、災害から身を守るための行動などを短い時間ではあるが出来る限り語っていきたいと思う。
(服部 康光)





