« 2007年07月 | メイン | 2007年09月 »

2007年08月29日

名古屋でも皆既月食が観測される

 25日に青柳記者が書いた28日の「皆既月食」。
 当日の名古屋の予報では「くもり」中心の予報だっただけに、皆既月食の観測は
難しいと見られていた。

 皆既月食の始まった18時台は名古屋の南にある東海市にいたのだが、東のそらは雲に
覆われており、食の観測はできなかった。
皆既月食2007
 しかしながら、皆既食の終わった20時30分あたりで雲の隙間から食が回復している月の
姿が見え始めた。
 そして食は着々と回復し、
皆既月食2007
皆既月食2007
皆既月食2007
 22時過ぎには満月がぽっかり浮かぶようになり、皆既月食は終了した。

 次回の皆既月食は2008年2月21日だとか(国立天文台HPによる)。
 壮大な天体ショーに満足した28日の夜であった。

(服部 康光)

2007年08月25日

世界陸上男子マラソンは消耗戦の様相

 いよいよ25日から世界陸上大阪大会が開幕される。
 競技の先頭は男子マラソンだが、スタートが切られるのは午前7時。

 テレビ放映などの様々な事情が見え隠れするが、もう少し早くできなかったものだろうか
という思いは気象の点から提起しておきたい。

 気象庁HPによると、大阪管区気象台における8月25日の最低気温の平年値が24.7℃
 平年値をとってもこれだけ暑いのだから、レース時間を早朝に持ってきたとしても、レース後半
の気温上昇を加味すると、相当な暑さになることは想像に難くない。

 ここ2日は一段落した感のある大阪の暑さだったが、高気圧に覆われた24日からまた猛暑の
兆しが見え隠れする。おそらく25日のレース前の7時で既に28℃、ゴール前の9時ではおそらく
30℃近くまで達していると思われる。
 そうなると、レース展開と暑さとの戦いに勝利した選手が「金メダル」となるだろう。

 気候の利が味方に付くであろう日本人選手の底力に期待しつつ、レースを見たいと思う。

(服部 康光)

2007年08月17日

名古屋の気温表示に物申す。

 16日は多治見(岐阜)・そして熊谷(埼玉)の気温が40.9℃と、74年ぶりに気温の
国内最高記録が更新されたことは、各メディアもこぞって取り上げていたので
ご存知の方も多いことだろう。

 この夏も全国ニュースで名古屋の気温が表示されることが度々見受けられる。
 しかし、この気温の数値に名古屋市民の自分はいつも違和感をおぼえてしまうのである。
…というのも、アメダス地点の「名古屋」は、言うまでもなく名古屋地方気象台であるのだが、
この建物が割と高台のところ(標高51m)にあることを知る人は意外に少ないと思う。

 場所は名古屋の都心に割りと近い閑静な住宅街にあり、なおかつ上述の通り高台にあるため、
気温もそれほど高くは推移しないはずなのだが、16日24時の段階でも30.7℃なのだから、
ヒートアイランドなどの影響で、都心部近くはさらに気温が高いことは容易に推測できる。

 16日の地元メディアの報道では、携帯の温湿度計を使って42~43℃を表示していることを
強調していたところもあったが、日射に照らされてセンサー部分が昇温していることも考慮に
入れると、その数値を鵜呑みにはしない方がいいと思われる。

 しかし、現実として都心部の暑さは尋常ではなかったので、仮に名古屋の都心部
(名古屋市役所や県庁の官庁街あたり)にアメダスを設置し、気温の観測を行ったとしたら、
おそらく上記2地点に匹敵する気温が出たであろうと思われる。

 非常に厳しい暑さはどうやら今週で一段落しそうだが、その後も普段の暑さは継続する模様。
 引き続き、熱中症には十分に気をつけ、対策を取るようにお願いしたい。

雲2007 003.jpg
   ↑
 16日18時頃、名古屋港近辺から多治見方面に携帯カメラを向けてみた。
 発達した積乱雲から天井に広がるような「かなとこ雲」が見えるのがわかるだろうか。

(服部 康光)

2007年08月16日

ペルー沖地震の津波 17日に太平洋沿岸部に到達の恐れ

 16日早朝にペルー沖で起きたM7.9の地震に際し、気象庁は17日01時に太平洋沿岸地域に
津波注意報を発表する予定であることを表明した。
 津波の高さは20cmを超えるというが、その破壊力は侮ってはいけない。

 地球の反対側からたった24時間で津波がやってくるのだから、時速に
換算すれば、単純計算で

 6000km(地球の半径)×2(→直径)×3.14×0.5(地球半周分)÷24(時間)=約750km/h

 …となり、新幹線の約2.5倍というとんでもないスピードでやってくることになる。
 ましてやV字に開けた紀伊半島や三陸などのリアス式海岸のところを中心にして、
奥まったところに波の力が終結することがあり、発表以上の波の高さになることもありえる。

 1960年のチリ沖地震でもおよそ24時間後に日本近海に到達した津波によって、国内で
60人あまりの犠牲者を出す結果となってしまった。

 波打ち際にいると、思いがけず高い波が打ち寄せる可能性は十分ありえる。
 少なくとも17日いっぱいは磯釣りや海水浴などの海のレジャーは控えていただきたい。
 災害から自分の身を守るためにも。

(服部 康光)