年末年始の冬山登山の注意点
[2006-12-30 16:34:28]
この冬は暖冬の影響で、各地の積雪量は例年を大幅に下回っているところが大半である。
そして年末年始は一年で最も冬山の登山者が多い時期である。
…その反面、一年で最も遭難者が多くなる時期であるのも事実だ。
28日からの寒気の影響で、中部の山岳地帯では新雪に覆われている状態という。
スキーヤーもしくはスノーボーダーからすると、新雪での滑降には願ってもないが、
登山者にとっての新雪は注意が必要である。
その中でも特に注意しなければいけないのは「表層雪崩」だ。
それまで積もっていた「根雪」に新雪が積もり、それがゴソッと滑り落ちて
発生するのが「表層雪崩」である。
これに巻き込まれてしまうと人命に係るため、特にこの冬に初めて冬山登山に
挑戦する方は、冬山登山の危険性は充分学習しておくべきである。
その反面、雪に覆われた稜線の様子は人生観が変わるほどの光景である。
谷一つ、尾根一つで天気が激変する山の天気なので、この年末年始にご来光を
拝みに登山する方々は、最新の気象情報を参考にして、万全の準備で臨んで頂きたい。
(服部康光)





