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この冬見逃せない2つの天文ショー


[2010-12-14 14:29:13]

空気が澄んで星と月が一段と輝く季節。今年の12月は注目の天文現象が2つある。今まさに出現中の「ふたご座流星群」と、21日に10円玉のような色の満月が見られる「皆既月食」だ。


流星群は、彗星が放出した直径1mm~数cm程度のチリの粒が地球の大気に飛び込んできて、大気と摩擦を起こし、高温になると同時に光って見える現象。ふたご座流星群は毎年12月13~14日ごろを中心に見られ、流星数が多いことから、しぶんぎ座流星群(1月)、ペルセウス座流星群(8月)と並んで「三大流星群」と呼ばれている。
今年は14日20時ごろが出現のピーク。街明かりの影響が少ない場所で、東の空を見上げてみよう。また、観察に最も良い条件になるのは、月が沈む15日零時半以降で、そのころは天頂に現れる。


冬至の前日に見られる皆既月食。日本で観察できるのは2007年8月以来、3年4カ月ぶりだ。月食は、太陽・地球・月が一直線に並び、月が地球の影の中を通過し、太陽が当たらなくなる現象。皆既月食は、地球の影の中に月全体がすっぽりと隠れてしまうのだが、地球の大気で屈折した太陽の赤い光が月面を照らすので、完全に暗くならずに赤銅色に見える。
今回は、月が東の地平線から上がってくるころ、すでに月食が始まっている「月出帯食(げつしゅつたいしょく)」になる。月が出てくるのは、東日本では皆既月食になる直前の部分月食中、西日本では皆既月食の途中なので、日本のほとんどの地域で赤黒い月と、そこから三日月、満月へと変わっていく姿が見られるはずだ。皆既月食が始まるのは16時40分、終わりは17時54分、部分月食が終わるのは19時2分。


国立天文台やJAXA宇宙教育センターのウェブサイトに、ふたご座流星群や皆既月食についての説明や観察のポイントが紹介されている。日本人宇宙飛行士の活躍や、はやぶさの帰還など、宇宙がより近く感じられた2010年。クリスマスプレゼントのようにやってくる2つの天文ショーに、私たちも参加してみよう。
(窪田和恵)


●国立天文台 
 『ふたご座流星群をながめよう』 http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20101213/
 『皆既月食を観察しよう』 http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20101221/
●JAXA宇宙教育センター
 『みんなで皆既月食を観察しよう』http://edu.jaxa.jp/moon/

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