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7月 暦と食


[2010-07-01 17:20:06]

夏日が続く東海地方。先日取り上げたタチアオイは、てっぺんまで花を咲かせているものもあって、もう梅雨明けを告げたい気分なのだろう。


さて、今日から7月。日本各地には、季節の移ろいを感じながら旬の食材を食べる風習がある。今回は、暦と食にスポットを当てる。


2日は七十二候の半夏生(はんげしょう)。立夏から立秋の前日までの94日間が夏とすると、半夏生は夏の中ほどにあたる。このころ、半夏・和名カラスビシャク(サトイモ科)という植物の花が咲くことから名前がつけられた。まぎらわしいが、別にハンゲショウというドクダミ科の植物があり、葉の片面が白く変色し、まるで化粧をしたようになる。
関西には、半夏生にタコを食べる地域がある。農作物の根が、タコの吸盤のように地にはりつき、しっかりと根付くように願って食べるそう。また、福井県では焼きさば、香川県ではうどんを食べるそうだ。


七夕の7日は、そうめん。七夕の節句の供え物で、由来は、天の川や機織りの糸にみたてたなど諸説ある。


26日は土用丑の日。「う」のつくものを食べると夏バテしない、運がつくといわれ、うなぎ、梅干、瓜、うどんなどが食べられる。ほかに、土用餅(あんころ餅)や土用しじみもある。


また、7月は日本三大祭りの一つ、京都「祇園祭」が開かれる。別名は「鱧(はも)祭り」。この時期の鱧は梅雨の雨を飲んでうまくなるといわれ、京都ではいたるところで鱧料理が食べられるそう。


こうしてみると、どれも栄養が豊富だったり、夏の疲れをいやしたりするのにもってこいの食べ物ばかり。気象庁の予報によると、今年の7月は平年より暑い月になりそう。夏負けしないように、家庭の食卓に旬の素材を並べてみてはいかがだろう。


● 7月の【二十四節気】七十二候
   2日         半夏生ず(カラスビシャクが生えてくる)
   7日  【小暑】   温風至る(熱い風が吹いてくる)
  12日         蓮はじめて開く(ハスの花が咲き始める)
  18日         鷹乃技を習う(鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える)
  23日  【大暑】   桐はじめて結花(桐の実がなり始める)
  28日         土潤うて溽暑し(大地が潤って蒸し暑くなる)


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カラスビシャク


(窪田和恵)

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