梅雨に咲く花々
[2010-06-22 15:46:16]
しとしとと雨が降っていたかと思えば、いつのまにか空が明るくなって、今度は体にまとわりつくような蒸し暑さ。東海地方では梅雨らしい日が続いている。
青空を見上げての気分転換は難しいこの時期。ちょっと視線を下にやると、梅雨ならではの花々に出会える。

海岸の砂浜に咲いていたのはハマヒルガオ(愛知県知多郡美浜町)。北海道から沖縄まで、全国の砂地の海岸で見られる。葉が厚くつやがあるのは、海水の塩分から身を守るためと言われている。
山の方へいくと、ホタルブクロがひっそりと咲いている(長野県松本市)。山野草として庭で栽培されているのを見かけることもある。大きな釣鐘状の花は赤紫や白いものもあり、名前の由来は、「昔子どもたちが花の中に蛍を入れて遊んだから」など、いくつかの説があるそうだ。
ハマヒルガオもホタルブクロも梅雨の時期に咲くことから、別名アメフリバナと呼ばれている。こんなきれいな名前をもらえたのは、うっとうしい季節を過ごす人間を喜ばせた特権だろうか。
もう一つ、梅雨と関係の深い植物、タチアオイ(松本市)。花は下から順に咲き始め、茎の先端まで咲き
のぼるころ梅雨が明けると言われ、梅雨葵とも呼ばれる。
梅雨入りして一週間と少しの今は、花はまだ下の方に少しついているだけだ。
植物の予報はどのくらい当たるのだろうか。少し気が早いが、今年の梅雨明けはタチアオイを観察しながら待ってみたい。
(窪田和恵)






