暑さに慣れていない体の天敵「熱中症」
今年は梅雨入りが遅れている。10日は早くも真夏を思わせる陽気となり、11日もこの暑さは続きそう。暑さに体が慣れていないこの時期、熱中症に注意が必要だ。
熱中症による月別死亡者数(厚生労働省発表)によると、7~8月が最も多く、3位が6月。今はもう熱中症の危険な時期に入っている。
熱中症は、高温多湿な環境下において、体内の水分および塩分(ナトリウム等)のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破たんするなどして発症する。
気象条件との関係でみると、真夏日や熱帯夜といった高温のときに発症数は多くなる。また、湿度が高いときも、発汗しづらくなって体内に熱がこもり、発症しやすくなる。
「暑さ指数(WBGT:Wet-Bulb Globe Temperature湿球黒球温度)」というのをご存知だろうか。熱中症のなりやすさを示す指標で、環境省はこの暑さ指数を使って熱中症予防を呼びかけている。
暑さ指数とは、気温、湿度、輻射(放射)熱を考慮した熱ストレスを数値化したもので、値が高いほど熱中症になる危険が高い。環境省熱中症予防情報サイトでは、今日明日の暑さ指数を、ほぼ安全、注意、警戒、厳重警戒、運動は原則中止の5段階で表して情報を提供している。個人差や体調もあるが、一つの目安として使えるだろう。
普段の生活ではこんなことに心がけたい。
①高温多湿を避け、日光、地面やビルからの反射をできるだけ受けない環境を作る。
②服装は、通気性や吸水性があり、色合いも熱を吸収しないような白系統のものを選ぶ。
③のどが渇いたと思う前に、水分補給。塩分補給もお忘れなく。
④屋内でも熱中症になる危険がある。特に、暑さを感じにくくなっているお年寄り、体温調節機能がまだ発達していない子どもには、まわりが気を配る。
● 環境省熱中症予防情報サイトhttp://www.nies.go.jp/health/HeatStroke/index.html
(窪田和恵)






