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アイスランド噴火 気候への影響心配


[2010-04-17 10:56:57]

アイスランドで14日起きた大規模な噴火は、世界中の空の便に影響を及ぼしている。新聞報道によると、今回の噴火でどの程度の火山灰が噴出したか、今後どのくらい長期間続くのか、などはまだ分からないという。長期的にみると、成層圏まで達した火山灰が太陽光を遮ってしまうことによる気候への影響が心配だ。


アイスランドは、大西洋の真ん中を通る大西洋中央海嶺が海上に現れた島。プレートテクトニクスの考え方では、海洋プレートが生成される(海底が拡大している)場所であり、その様子が地上で見られる珍しい島だ。多くの活発な火山や間欠泉がある。
アイスランドの火山の特徴は、氷河の下で起こる噴火が多いこと。このため、マグマと噴火で溶けた氷河の水が接触すると爆発的な噴火になることがあるという。


アイスランドでの過去の代表的な火山活動に、1783年のラキ火山噴火がある。放出された火山灰や硫酸が成層圏に達して滞留し、太陽光を遮断したため、地球全体の気温が下がった。ヨーロッパでは深刻な飢饉がおこり、フランス革命のきっかけになったとも言われている。


記憶に新しいのはフィリピンのピナトゥボ火山の噴火(1991年)。20世紀最大規模の噴火といわれ、翌年の地球の気温は、資料によって多少ことなるが0.5度~1度近く下がったという。また、成層圏に達した火山灰がもとでオゾン層も破壊され、オゾンレベルが急低下したとされる。


成層圏に達した火山灰は2年以上滞留するとも言われる。現在は航空機への影響が問題視されているが、その後さらにどのような影響が出てくるのか、注意深くみていきたい。
(窪田和恵)

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