花が先か、葉が先か?
[2010-04-01 14:37:14]
今日から4月、新しい年度が始まった。今年は開花が早かったサクラも、気温が低い日が続いたため満開まではスローペース。けれどそのおかげで、今年はサクラの下で入学式という地域も多いのではないだろうか。
サクラの中でも代表的なソメイヨシノ。こぼれるほどの花をつける華やかさなど、人気の理由はさまざまあると思うが、葉が出る前に花をつけるので、花が際立って見えることも魅力の一つ。ウメ、モモ、ハナミズキなど春の花の多くが、葉が出る前に花が咲く。一方、同じサクラでもヤマザクラなどは花が咲くより前に葉が出たり、花と葉が同時に出たりする。なぜだろう。
実は、越冬する芽には2種類ある。つぼみを包みこんだ芽と葉を包みこんだ芽だ。どちらがより低い温度で成長できるかによって、花と葉のどちらが先に出るかが決まる。
ソメイヨシノは、つぼみを包みこんだ芽が葉を包みこんだ芽よりも低い温度で成長するので、葉が出ないうちに花が咲く。ヤマザクラは葉を包みこんだ芽がつぼみを包みこんだ芽よりも低い温度、または同じ温度で成長するため、花が咲く前または同時に葉が出る。
今週末はお花見日和となりそう。今年の花見はこんなところにも注目してみてはいかがだろう。
● 4月の【二十四節気】七十二候
5日 【清明】 玄鳥至る(つばめきたる)
10日 鴻雁北る(こうがんかえる)
15日 虹はじめて見る(にじはじめてあらわる)
20日 【穀雨】 葭はじめて生ず(あしはじめてしょうず)
25日 霜やみて苗出ずる(しもやみてなえいずる)
30日 牡丹華く(ぼたんはなさく)
(窪田和恵)






