長野県で雨氷現象
[2010-02-14 15:36:40]
長野県松本地方で、過冷却の雨が地物にあたって透明な氷として付着する「雨氷(うひょう)」の現象が見られた。
新聞報道によると、松本地方では12日の未明から午前9時ごろまで弱い雨やもやを観測。気温は午前10時ごろまで氷点下で、雨氷が生じやすい条件だったという。
少し気温が低ければ雪になってしまうし、高ければ地物にあたっても水滴のまま。一定の条件がそろわないとできない珍しい現象といえるだろう。
写真は13日、松本市西部の上高地や岐阜県高山に抜ける国道158号線沿いで撮影。枝や電線に氷がまとわりつき、つららのように垂れていた。重力に逆らって斜めに垂れ下っているものもあり、おそらく風下の方向へ成長したのだろう。
松本市街地の最高気温は12日が1.7度、13日は0.9度。撮影場所はそこよりも標高が高く、谷沿いのあまり日が当らないところだったため、溶けずに長い間見ることができた。
太陽の光が反射すると、まるで自然のイルミネーションのよう。県外からの観光客は、「枯れ木に花が咲くとはこんなことをいうのかね」と、自然の造形美に感嘆していた。
一方で、雨氷現象により交通機関に影響が出た。鉄道の架線に氷が付着して電気が通りにくくなり、運休する電車もあった。
(窪田和恵)






