『立春』 小さな春みつけた!
[2010-02-04 16:06:51]
立春とはまさに名ばかり。気象庁の速報値を見ると、最低気温は東日本を中心に今季最低を記録したところが多く、最高気温ものきなみ平年を下回り、全国的に寒い一日となった。
それでも身近で春を感じられるものはないか。自宅のまわりを歩いて‘小さな春’を探した。
春の代表的な花木といえば梅。庭木として植えられた小さな木も、春を忘れずちゃんと花をつけていた。梅はトゲがないが、学術上はバラ科。原産地は中国とされ、遣隋使が持ち帰ったものと考えられている。春風を待って咲くところから、古名は「風待草(かぜまちぐさ)」という。
川沿いで見つけたのは猫柳。先の方だけ雪をかぶったように白くなっている。親しみをこめた異名が多く、花穂を子犬の尾に見立て、「いぬころ」が変化して「えのころ」と呼ぶ地方もあれば、福井県では「にゃにゃ」、山形県では「にゃんこの木」とも呼ぶという。
土手に一輪だけ咲いていたオオイヌノフグリ。どこでも見られる小さな花だが、個人的にはこの花を見ると春が来たことを一番実感する。明治初期にヨーロッパから渡ってきた帰化植物。朝開き、夕方にはひっそりと閉じるそうで、一度じっくり観察してその瞬間を見てみたいと思う。
気象庁の予報によると、気温の低い日は日曜日ごろまで続きそう。来週は暖かくなり、特に東海から西の地方は「高温に関する異常天候早期警戒情報」が出されており、一気に春めいた陽気になるかもしれない。
(窪田和恵)





