寒空の光学現象
[2010-01-18 14:40:02]

16日の夕方、岐阜県・鷲ケ岳のふもと郡上市高鷲町で、太陽から上に光の柱が伸びる「太陽柱」の現象が見られた。
午後4時50分ごろ、私が見たときにはすでに太陽が沈みかけていた。グラデーションの空に太陽と同じ色の光がまっすぐ上に伸び、日が沈んでからも光の柱はしばらく残っていた。
数分の出来事で、急いで携帯電話のカメラで撮影したため、雰囲気だけでも味わってもらえればと思う。
太陽柱は、太陽と観察者との間にある大気中で六角形の氷の結晶板が平らに並ぶと、太陽の光が結晶に反射して光の柱のように見える現象。今回のような上に伸びる光は、太陽の光が結晶板の下側に反射したときに見られ、逆に、結晶板の上側に反射すると太陽の下に伸びる光が見られる。
文献によると、外気温が-10~-15度で発生しやすいとされている。私が見たのは標高約1000mの地点で、気温は-10度までは達していなかったと思うが、かなり冷え込んでいた。
太陽柱と同じ原理で、月や街灯などでも同じ現象が起こる(総称して光柱という)。
また、寒冷地ではない標高の低い地域でも見られる。
冷え込んだ朝晩、注意していると息を飲むような美しい現象に出会えることがあるかもしれない。
(窪田和恵)





