本場の陶器製湯たんぽ
[2009-12-09 14:34:10]
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2年ほど前から、原油高騰と省エネへの意識の高まりから注目を浴びてきた湯たんぽ。今年はその追い風に節約志向も加わって人気が高まっている。そんな中、日本の代表的な焼き物産地の一つ、常滑(愛知県)で陶器製の湯たんぽを見つけた。
湯たんぽというと現在はプラスチック製が主流で、陶器製に珍しさを感じた。しかし調べてみると、湯たんぽは室町時代に中国から伝わったとされ、当時は陶器製が主流だったそうだ。その後、金属製のものなどが作られたが、戦時中は金属が貴重でふたたび陶器のものが出回った。私の祖母に聞くと、学徒動員で落下傘の紐をつくる工場で働いていた際、泊まり込みのときは工場で使うお湯を陶器の湯たんぽに入れて使った思い出があるという。
常滑焼の展示即売場「まるふく」(常滑市)によると、常滑でも昔から小判型の湯たんぽが作られてきたが、最近の湯たんぽ人気に「陶器も負けてはいられない」と、見た目のかわいらしさも重視した犬や猫型のものを作りだした。今シーズンは売り出して2期目という。(写真は常滑焼窯元・小林陶芸作)
一般的な湯たんぽの特徴に加えて陶器の場合、お湯が冷めにくく、焼き物の土による遠赤外線の効果があるという。また、夏などは氷を入れて氷枕としても利用でき、使わないときは置物にもできるというのが売りだそうだ。
8日朝は高気圧に覆われて放射冷却が進み、この冬一番の冷え込みとなったところも多かった。気象庁の週間予報では、日曜日ごろから気温は全国的に平年並か低くなるという予想で、本格的に暖房器具が必要になってきそうだ。湯たんぽの購入を考えている方、伝統的な陶器製はいかがだろう。
(窪田和恵)






