自転車レースで犠牲者 熱中症か
梅雨明けで暑い日が続くなか、新聞報道によると18日午前11時45分ごろ、兵庫県新温泉町で開催されていた「上山高原ヒルクライム」レースに参加していた男性が倒れているのが発見された。
男性は搬送先の病院で死亡が確認されたとのこと、熱中症の可能性が高いそうだ。
上山高原ヒルクライムは高度約150メートルのスタート地点から14.4キロ先の約1,050メートルのゴールを目指すレースだった。
男性が倒れていたのはスタートから約10キロの地点、高度約800メートルの地点だそうだ。
現地から約10キロの兎和野高原アメダス(高度540メートル)を見ると、気温は27度を超えていた。
高度差を考慮しても、現地の気温は25度を上回っていた可能性が高い。※1
アスファルトの照り返しでさらに気温は高くなっていたかもしれない。
ヒルクライムレースでは上り坂が続くため、身体に負担が掛かりやすく、体温も上昇する。速度も遅いため風を受けることもなく、熱がこもってしまう。
筆者はヒルクライムでは無理をせず休みながら上がることにしている。しかし、中には「休憩せずに上りきる」「足を付かずに上りきる」ことを目標にしたり、タイムを追いかけ過度のペースで上がる参加者もいる。
またヒルクライムは距離が短いため給水ポイントが無い場合が多い。上山高原ヒルクライムでも給水ポイントは設置されてなかったようだ。
男性も無理な走行を続けたのだろうか、あるいはボトルの水が底を付いたのだろうか?
神戸からの参加とのこと、レース受付が9時までとのことなので、夜が明けぬ内に神戸を出発しレースに参加した可能性もある。睡眠不足など体調が万全でなかったのかもしれない。
自転車競技だけでなく各種スポーツにおいても、気温が高い場合や日射が強い場合は熱中症になる恐れがある。
常に体調を確認し、少しでも変化があれば休憩を取る・水分補給する・日陰に入るなどの熱中症対策を行っていただきたい。
(ジャイヴ川畑)
※1 気温減率:100メートル高度が増すごとに、気温が0.6度下がると仮定
兎和野高原 2010年7月18日(気象庁HP)
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/10min_a1.php?prec_no=63&block_no=0977&year=2010&month=7&day=18&elm=minutes&view=






