富士山で遭難事故発生
元F1レーサーの片山右京氏のパーティーが18日未明に遭難し、片山氏は助かったものの同行者2名が亡くなったそうだ。
17日早朝から登山を開始したパーティーは、天候の悪化により登山を断念し6合目付近でテント泊することを選んだとのこと。午後5時に就寝したそうだ。
同行者2人のテントが飛ばされたのに気付いたのは、午後11時40分ごろ。200メートルほど滑落した同行者を見つけ朝を待ったが、その間に同行者は動かなくなってしまったそうだ。
気象庁のホームページでは上空の風の様子を観測するウィンドプロファイラのデータを公開している。2日分のデータしか公開されていないため今は見ることができないが、富士山近隣の河口湖ウィンドプロファイラの高度3000メートルのデータを見ると、17日夕方には15メートル前後だったものが、18日明け方には28メートル前後まで強まっていたようだ。
報道発表では片山氏は「寒波が来るのを知らずに上った」と話しているそうだ。
17日の夕方の時点では今後風が強まることを予測できず、テント泊は可能と判断したのだろうか。
17日の早い時点で登山を中止し下山していれば、遭難を防ぐことができたかもしれなかったのでは?
ネットで入手可能な登山前日の午後9時発表の500hPa高層予想図を見ると、17日午前9時には富士山付近を5400m等高度線が通っているが、18日午前9時には5340m等高度線が通っている。これは上空の低気圧=寒気の中心が近づいてきていることを意味している。
たったこれだけでも寒波の接近・天候の悪化が予想できたと思うのだが。
(ジャイヴ川畑)
筆者は右京氏がF1にデビューする以前、国内F3000レースに出場しているころから応援してきた。
またF1後もロードバイクに乗る右京氏を応援している。(筆者もロードバイクに乗っている)
サーキットで握手を求めるとにこやかに応えてくれるなど、人柄の良い右京氏だけに、今回の事故が残念でならない。






