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新政権発足 気になる高速無料化


[2009-09-20 00:36:40]

9月16日、国民の期待を背負い民主党政権が発足した。まずはこれからの政権運営をじっくりと見てみたいところだが、気になるのは民主党が衆院選のマニフェストに掲げた高速道路の無料化。
これまでも筆者は高速道路1000円や鉄道のエコ旅について書いてきた。環境負荷の高い自動車利用よりも鉄道などの公共交通機関を利用しよう!というものだ。
それだけに高速道路の無料化が環境にどのような影響を与えるのかが気になるところ。

3月25日に発表された「民主党高速道路政策大綱~高速道路の無料化~」によると、『温暖化対策』の一環として高速道路の無料化を行うとしている。
『「渋滞の一般道・ガラガラの高速道路」をもたらしているのは高い高速道路料金である。無料化により、一般道の交通量の一部が高速道路に移行すれば渋滞が解消・緩和されることから、CO2の発生が抑制できる。』と記されている。

どのような調査を行ったのだろうか?ほんとうにCO2の発生が抑制できるのだろうか?
いまのところ具体的な説明はされていないようであるが。
そもそも筆者の周りで「渋滞の一般道・ガラガラの高速道路」に該当する道路が思いつかない。

また高速道路休日1000円の結果、ゴールデンウィーク期間中の渋滞は、全国の高速道路各社によると10km以上の渋滞が今年は414回(前年は215回)、うち30km以上の渋滞は58回(同28回)であったそうだ。
これに対し、JRI各社の乗客数は前年より7%現象した。鉄道などの公共交通機関から自動車の利用へシフトしている様がうかがえる。
自動車のCO2排出量は鉄道の約10倍であり、高速道路1000円の施策により、人々はCO2排出量が多く環境負荷の高い自動車を選択したのだ。
高速道路の無料化により、人の移動だけでなく貨物の移動まで自動車へ移動することも容易に予想できよう。

温室効果ガス削減について、民主党は中期削減目標を2020年までに1990年比25%削減を目指している。温室効果ガス削減と高速道路の無料化の整合性についても、わかりやすい説明が求められる。
CO2などの温室効果ガスは、現在の技術ではまだ、大気中に排出されてしまうと回収は困難。それだけに新政権には温室効果ガスの排出抑制を図るよう推進してほしいものだ。
(ジャイヴ川畑)

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