大西洋上 熱帯収束帯で墜落か?
新聞報道などによると、ブラジルのリオデジャネイロ発パリ行きのエールフランス447便が、日本時間1日午前11時15分ごろ、ブラジル沖のフェルナンド・デ・ノロニャ諸島付近で消息を絶ったとのこと。
エールフランスによると、消息を絶つ直前、日本時間午前11時分ごろに乱気流に遭遇、その後電気系統の故障を示す自動通信の後、管制レーダーから機影が消えたそうだ。
当時の気象条件を見ると、ブラジル沖の大西洋上、北緯3度付近に熱帯収束帯(ITCZ)が横たわっており、衛星写真でも熱帯収束帯付近に活発な積乱雲が帯状に連なっていることがわかる。
熱帯収束帯は赤道付近に東西に伸びる低気圧帯のこと。日射が強いため上昇気流が発生するため形成される。
熱帯収束帯の帯状の積乱雲を通過する際に、乱気流に巻き込まれたのかもしれない。
しかし南米/欧州路線は便数も多いが、他機では事故が起こっておらず、当機のみ非常事態に遭遇しているのは謎だ。
今後の報道に注目したい。
(ジャイヴ川畑)
ブラジル気象庁 気象解説
「A Zona de Convergência Intertropical (ZCIT) está situada em torno de 8N e 10N sobre o Pacífico e entre o equador e 3N sobre o Atlântico.」が熱帯収束帯の解説部分
http://www7.cptec.inpe.br/~rupload/arquivo/Analise010609.pdf
当時の衛星写真
http://www.inmet.gov.br/projetos/sepis/GOES12/AMERICA_SUL/AS12_IV06010215.jpg
http://pururuca.cptec.inpe.br/repositorio/met9/web/ams_ch10_alta/2009/06/S11147909_200906010245.jpg
当時の天気図
http://img0.cptec.inpe.br/~rgptimg/Produtos-Pagina/Carta-Sinotica/Analise/Superficie/superficie_2009060100.gif






