「スコール」は風の名前です
[2009-04-20 06:42:00]
先日のF1マレーシアGPは豪雨のため打ち切り終了となったことは「F1マレーシアGP 夕方開催は失敗?」でお伝えした。
その後、友人とF1談義をしていたら、「マレーシアGPは凄いスコールが降ったね」と言う。
スコールが降る??
F1関連のブログを調べてみると、多くの方が「スコールが降った」と書かれており、「スコール(熱帯特有の雨)」「熱帯特有のスコール」と書かれている方もおられるようだ。
またいくつかのオンライン国語辞典を参照してみると、「熱帯地方の激しい雨」のようなことが書かれている。
実は「熱帯地方の雨」を意味するスコールは「和製英語」なのだ。
日本以外の国では、スコールは「急に吹き出す強風」「突風」を意味する。
事実、マレーシアGPの海外の報道では heavy rain(強い雨), thunderstorm(雷雨), downpour(どしゃぶり)という記事ばかりで、squall(スコール)と書いた記事は見当たらなかった。
気象用語のスコールも風の吹き方として定義されており、「最大瞬間風速が突然 16ノット(8メートル)以上増加し、その状態が少なくとも1分以上持続し、かつ持続期間の平均風速が22ノット(11メートル)以上」の現象を指している。
なので雪が降るスコールもあるし、くもりや晴れでもスコールを観測することもある。
日本の2009年最初のスコールは1月25日の朝、北海道の釧路空港で観測した。朝7時半過ぎ、にわか雪の降る中、突然、最大瞬間風速が40ノット(20メートル)を越える風が吹き始めた。
「スコール」の本当の意味は「急に吹き出す強風」、憶えておいて損はないかも。
(ジャイヴ川畑)






