CX450便 ゴーアラウンド!
[2008-09-14 15:52:25]
台風13号が台湾に接近していた13日、筆者の乗るキャセイ航空CX450便は香港を定刻の10時に離陸した。目的地は台北、台風の影響で欠航するのではないかと心配したが、無問題とのことだった。

しかし、台北・桃園空港の手前20Kmぐらいからだろうか、高度を下げるに従い飛行機が乱流に揺さぶられはじめた。

空港の手前3Km付近で客席液晶ディスプレイの飛行情報を見ると、向かい風120キロと表示されている。秒速にすると33メートル、猛烈な風が吹いている。
パイロットはエンジンを小刻みに調整し、大揺れの中、着陸コースに乗せようと操縦しているのが手に取るように分かる。
空港手前の高速道路を飛び越えた。「ようやく着陸だ」と安堵した瞬間、エンジン音が高鳴り飛行機は急上昇しはじめた。「ゴーアラウンド(着陸復航)」だ。やはり着陸は無理だったか....
飛行機は大きく空港を周回し、約15分後に着陸に再挑戦しはじめた。
「無理するな、墜落だけはやめてくれ」と祈るような気持ちで飛行情報を見ていた。
向かい風100キロ、やや弱くなったようだ。
高速道路を飛び越えた、飛行機は大きく揺れた。「踏ん張れ!」
やがて滑走路に押し付けるようにドンと着陸した。悪天候では墜落ギリギリの落下速度で滑走路に落とさないと、風にあおられ危険なのだ。
飛行機はブレーキで速度を落としタキシングし始めた。客席からは大きな拍手が巻き起こった。ナイスランディング!無事に着陸してくれてありがとう!乗客全員が思っていたのだろう。
(ジャイヴ川畑)






