夏の到来を告げる愛染まつり
愛染さんへ続く路地(筆者撮影)
愛染さん境内(筆者撮影)
大阪三大夏祭りといえば、愛染まつり(6月30日-7月2日)、天神祭(六月下旬-7月25日)、住吉祭(7月20日~8月1日)がある。
愛染まつりは仏式のため、神式の生玉夏祭(7月11日・12日)を加える場合もある。(愛染さん、生玉さんはともに上町台地に建つ寺社で、500m程度しか離れていない)
愛染祭りは、愛敬・人気・縁結びの神「愛染さん」(正式名称:勝鬘院(しょうまんいん)愛染堂:聖徳太子が勝鬘経を講じた場所とされる)の夏祭りで、593年に聖徳太子が開いた日本最古の夏祭「夏越しの大祭」が現在に伝わったものとされている。
境内の「愛染の霊水」を飲むと愛が叶うといわれる。また昭和初期の大ヒット映画「愛染かつら」は、男女の縁を結ぶ霊木「愛染かつら」の前で愛を誓い苦難の末やがて結ばれるという作品で、今でも「愛染かつら」への参拝が絶えない。
筆者もこの愛染まつりを訪れてみた。
地下鉄谷町線四天王寺前夕陽ケ丘駅から地上に上がると、谷町筋の歩道上にびっしりと屋台が並んでおり、大変な人だかり。勝鬘院は谷町筋から路地を入ったところにあり、屋台でさらに狭くなった路地はラッシュアワーの駅のごとく混雑している。
境内では良縁を願っているのだろうか、あるいは夏に負けないよう夏越しを祈念しているのだろうか、大勢の参詣客で賑わっていた。
愛染まつりは梅雨の時期にあたり小雨がよく降る。俗に「愛染パラパラ」と呼ばれ、この愛染パラパラに濡れた男女は結ばれるといわれる。
大阪では梅雨に入ってから降ったり止んだりが続き、久しぶりに「梅雨らしい」梅雨となっている。しかし愛染まつりの期間はまだ雨は降っていない。2日最終日も下り坂のお天気だが、雨はあまり期待できない。
残念なことに今年の愛染パラパラは無さそうだが、お近くの方はもちろん通勤帰りの方も参詣されてみてはいかが。
(ジャイヴ川畑)





