台風7号 予報が外れ問題に 台湾
[2008-07-20 22:34:03]
台風7号(アジア名:カルマエギ(Kalmaegi)/ 意味:かもめ / 北朝鮮が命名)は17日夜、台湾東岸の宜蘭縣南部に上陸、翌日午前に台湾北西部から東シナ海へと抜けた。
この台風の影響で台湾南西部で大雨が降った。降り始めからの雨量は、台南縣北寮で957ミリ、台南縣曾文ダムで944ミリ、高雄縣六龜郷で900ミリを観測、屏東縣・南投縣でも500ミリを越える所があった。
このため高雄縣、屏東縣、花蓮縣、台南縣、南投縣などの百数十ヶ所で洪水や土砂災害が発生し、これまでに死者13人、行方不明8人が報告されている。
台湾各紙は、台風予報が外れたことが犠牲者が増えたことに繋がったのでは、と報じている。
当初、台風は台湾の北東海上:先島諸島を通過するものと予想し、台風の強さも比較的弱いと予想していたため、台湾北東部に対し災害への備え呼びかけていた。
しかし台風は予想よりも西寄りに進み台湾へ上陸、台風の周囲の暖湿な気流が台湾中央山脈などの南部の西側斜面に吹きつけ、大雨を降らせることとなった。
専門家によれば、今回の台風予報が外れた原因は、太平洋高気圧が予想以上に強まったため台風が西寄りを進んだことに加え、フィリピン付近から北上してきたため航空機観測の機会が少なかったことを上げている。
台湾では「追風計画」で航空機からドロップゾンデを落として台風観測の精度向上を図っているが、フィリピン領空内に侵入して観測することはできないのだ。
また5月15日から6月25日まで「西南気流観測実験」を台湾南部で実施しており、期間内であれば予報精度も高かったのでは、と惜しむ声もあった。
氣象局の責任を追求する動きも出始めているとのこと、今後の氣象局の対応に注目したい。
(ジャイヴ川畑)





