米中西部の洪水 市場の影響は
[2008-06-20 23:54:26]
アメリカ中西部では6日以降、各地で大雨が降り、河川のはん濫(ダムや堤防の決壊)による洪水被害が発生している。
米連邦緊急事態管理局などによると、被害はアイオワ、イリノイ、ミズーリなど中西部の10州に及び、24名が犠牲になるなどの被害がでているそうだ。
アイオワ州の国土安全保障局は「500年に1度」の洪水災害だとしている。
洪水に見舞われた地域は「プレーリー」とよばれる穀倉地帯で、とうもろこしや小麦がたくさん生産されることから「コーンベルト」「ブレッドベルト」などと呼ばれることもある。
近年ではバイオ燃料の主原料としてとうもろこしが使用されていることもあり、注目をあびている地域でもある。
この地域は1993年にも6月から9月にかけて不順な天候が続き、その時も穀物価格の上昇を引き起こしたが、今年はさらに悪い状況となっているようだ。
これら穀物が今回の洪水で大きな被害を受けてしまったため、シカゴ市場のとうもろこしの先物価格が18日には史上最高値を更新、8ドルを突破した。(数年前は2-3ドル程度だった)
これら穀物の価格上昇は、それを飼料にしている畜産物の価格上昇やその他の農産物(砂糖ほか)の価格上昇も引き起こしはじめている。
日本においては原油高や食用穀物の生産量の減少などの影響で、この春にも食料品の値上げが相次いだ。
今回のアメリカ中西部の洪水の影響で、さらなる値上げに繋がらないか心配だ。
(ジャイヴ川畑)
アメリカ過去天気図
6/2-8 http://www.hpc.ncep.noaa.gov/dailywxmap/pdf/DWM2308.pdf
6/9-15 http://www.hpc.ncep.noaa.gov/dailywxmap/pdf/DWM2408.pdf





