温暖化 ハリケーンは減少する?
[2008-05-20 23:56:55]
NOAAアメリカ海洋大気圏局は19日、地球温暖化とハリケーンの発生数の変化について興味深いレポートがリリースされた。
地球温暖化はハリケーンの発生数にほとんど影響を与えない、むしろ抑制させるということを、5月18日に英ネイチャー誌オンライン版で発表したのだ。
レポートによれば、1980年から2006年までのハリケーンの増加傾向について、最新のシミュレーション技術を用いることで見事に再現することができたとのこと。
また21世紀末までの発生数をシュミレーションすると、これまでの増加傾向が抑制されることもわかった。これは地球温暖化にともない、大西洋上のウインドシア(高度に対する風向風速の変化)が増加することで、ハリケーンが発生しにくくなるというのだ。
しかし地球温暖化による海面温度の上昇により、海面からの蒸発量が増え大気中の水蒸気量が増加するため、ひとたびハリケーンが発生すると勢力が強くなり、大量の雨を降らせるという。
今回のレポートでは大西洋に発生するハリケーンについてのみ。台風など、その他地域に発生する熱帯低気圧については触れられていないようだ。
先日のミャンマーを襲ったサイクロンといい、地球全体で熱帯低気圧の強度が増しているのではないのだろうか、気になるところだ。
(ジャイヴ川畑)
NOAA発表のレポート
http://www.noaanews.noaa.gov/stories2008/20080519_hurricanes.html
ネイチャーオンライン版の要約
http://www.nature.com/ngeo/journal/vaop/ncurrent/abs/ngeo202.html






