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2008年03月18日

梅は咲いたか桜は… 大阪城

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17日の大阪城梅林(筆者撮影)

「梅は咲いたか 桜はまだかいな」は端唄の名曲。桂福団治師匠や立川志の輔師匠の出囃子としてもおなじみ。
先週末、筆者も春の陽気にさそわれて大阪城公園の梅林に出掛けてきた。

大阪城梅林は天守閣の東側にあり、広さ1.2ヘクタールの梅林に97品種約1200本の梅が植えられている。
あまりの本数の多さに、東外堀の外側に位置する大阪城ホール付近まで梅の香が漂っている。
今年は2月の冷え込みのため例年より10日ほど遅めの開花とのこと。
ようやく満開を迎えた梅の下で食べる花見弁当は格別だ。

遅咲きの梅は3月下旬まで楽しめるが、普通咲きの梅は満開-散りそめ。
春分の日や今週末に皆さんも観梅に出掛けてみてはいかがだろう。
(ジャイヴ川畑)


大阪城梅林:入場無料・年中無休
梅林入口の青屋門へは東西線大阪城北詰駅、環状線大阪城公園駅、地下鉄大阪ビジネスパーク駅が便利

大阪城公園:梅の開花情報
http://www.ocsga.or.jp/osakapark/hfm_park/02osakajo/ume.html

灼熱のF1オーストラリアGP

2008年F1世界選手権の開幕戦、オーストラリアGP決勝が16日15時半(日本時間13時半)にオーストラリア・メルボルンのアルバートパーク・サーキット(1周5.303km:58周)で行われた。
レース中の気温は38.2度、路面温度は51.6度に達し、参加22台中、チェッカーを受けたのはたった7台と、まさに灼熱の中大波乱のレースとなった。

日本人選手の佐藤琢磨(スーパーアグリ・ホンダ)は残念ながらレース中盤の32周でリタイアとなってしまったが、中嶋一貴(ウィリアムズ・トヨタ)は6位に入賞した。
中嶋一貴の父は、日本人初のF1全戦参加ドライバー中嶋悟。灼熱のオーストラリアGPでは、中嶋一貴は暑さに耐えながら父親譲りの納豆走法で見事に完走した。

南半球の3月は北半球の9月にあたり、暑さも和らぎ始める頃。メルボルンの月別最高気温の平年値は、1月2月が25.8度、3月は23.8度だ。16日のレースでは平年値を実に15度ちかく上回っていたことになる。

この猛暑の原因は、オーストラリア南東部に存在する高気圧が原因。北半球の高気圧は右巻きに風が吹き出しているが、南半球は左巻き。この左巻きの風がオーストラリア中央部の砂漠地帯から熱風となりオーストラリア南部に達したのだ。

そのためメルボルンでは3月に入ってから平年気温を上回る日が度々あり、13日以降は連日30度を上回っていた。
またメルボルンの北西640キロに位置するアデレード(1995年までF1が開催されていた都市)では、3月3日以降、35度以上の日がいまだに続いているようだ。

次戦マレーシアGPも高い気温の下で開催される。また湿度が高いことでも知られており、ドライバーだけでなくエンジンやタイヤにとっても過酷な戦いとなりそうだ。
(ジャイヴ川畑)


レース開催時の850hPa天気図:オーストラリア南東海上の高気圧に注目
http://www.bom.gov.au/archive/charts/2008/03/IDX0082.200803170000.gif

アデレードに高温をもたらした高気圧:最も高気圧の勢力が強かった7日の850hPa天気図
http://www.bom.gov.au/archive/charts/2008/03/IDX0082.200803070000.gif

2008年03月04日

暴風"エマ" ヨーロッパ大荒れに

ヨーロッパでは1日から2日にかけて、暴風"エマ"による大荒れの天候となり、各国に大きな被害をもたらした。
ドイツのヴェンデルシュタイン山では時速222キロ(秒速61.7メートル)の強風を観測したほか、中央ヨーロッパの各地で倒木や飛来物などによる犠牲者が出ているもようだ。
AFPの報道ではこれまでに各国あわせて13名が亡くなったそうだ。

ドイツのボン(1990年までの西ドイツ首都)近くのブリュールでは、超高速列車ICEに倒木が接触した。危うく大惨事になるところであったが、幸いなことに先頭車両が破損しただけで済んだ。
(ICEは1998年に橋脚激突事故を起こし、101名の犠牲者を出している)

ドイツには低気圧や高気圧に命名する制度がある。今回の低気圧は2月28日にカナダ東岸ニューファンドランド島付近に発生、"エマ"と名づけられた。
この低気圧"エマ"は大西洋を横断する間に発達し、1日には960hPaへと成長した。この低気圧"エマ"から伸びる寒冷前線が通過する際に各地に大荒れの天気をもたらしたようだ。

天気図を見ると低気圧"エマ"の寒冷前線が、しなるムチのようにも見える。それは"暴風"という鋭い刃のついたムチだったのかもしれない。
(ジャイヴ川畑)



オーストリアのザルツブルグ空港でも小型飛行機が吹っ飛ばされ折り重なる写真が報じられている。
ザルツブルグ空港の気象実況では現地時間1日午前11時20分(011020Z)に最大瞬間風速70ノット(秒速36メートル)が観測されている。
観測データでは0750Zまで南寄りだったが、0820Zでは北西寄りに風向が変わり強い風が吹き始めた。また0920Z、0950Zと995hPaの最低気圧を観測している。寒冷前線通過に伴う気象変化パターンの典型だったようだ。


エマの天気図:ベルリン自由大学気象研究所より
http://www.met.fu-berlin.de/de/wetter/maps/Analyse_20080228.gif
http://www.met.fu-berlin.de/de/wetter/maps/Analyse_20080229.gif
http://www.met.fu-berlin.de/de/wetter/maps/Analyse_20080301.gif
http://www.met.fu-berlin.de/de/wetter/maps/Analyse_20080302.gif

ザルツブルグ空港の氣象実況(上はグラフ・下は電文):011020Zに注目
http://weather.uwyo.edu/cgi-bin/wyowx.fcgi?TYPE=sfgram&DATE=20080301&HOUR=23&UNITS=M&STATION=LOWS
http://weather.uwyo.edu/cgi-bin/wyowx.fcgi?TYPE=metar&DATE=20080301&HOUR=24&UNITS=M&STATION=LOWS

黄砂ライダー なぜパンダ?

気象庁によれば3日、今年初の黄砂を西日本などで広く観測したとのこと。
(大阪でも黄砂を観測していたとのことだが、雨ベースのお天気だったため筆者からは黄色い空は見えなかった。)

黄砂シーズンになると、気になるのは黄砂情報。
昨春、「黄砂飛来情報の提供開始(環境省)」の記事を掲載したが、今年2月26日にこの環境省のシステムがリニューアルされたことが新聞各紙に載っていた。
新システムでは地上付近の黄砂濃度が高くなっている可能性が高いときに、マスクをしたパンダのキャラクターで教えてくれる仕組みになっている。
将来的には黄砂の早期警報にも手がけたいそうだが、残念なことに中国が「黄砂情報は機密情報」としたため中国の観測データが入手できず、警報システムの構築のメドは立っていないとのこと。

気になるのは新システムのキャラクター。黄砂の発生源がおもに中国・モンゴルの砂漠・乾燥地帯であることからパンダを起用し、それにライダー(LIDAR: Light Detection And Ranging:レーザー光線を上空に発射し、浮遊する粒子状物質に反射して返ってくる光を測定・解析する装置)とバイク乗りの"ライダー"をかけているのだろう、パンダがバイクに乗るキャラクターを掲載している。

それにしても黄砂になぜパンダ?
悪乗りにしては度が過ぎると思う。中国政府や自然保護団体からクレームが来るんじゃないかと気が気でならない。
どうせなら砂煙のオバケにでもすればよいと思うのだが。
(ジャイヴ川畑)


気象庁 黄砂情報(予測図)
http://www.jma.go.jp/jp/kosafcst/

黄砂-環境省黄砂飛来情報(ライダー黄砂観測データ提供ページ)
http://soramame.taiki.go.jp/dss/kosa/