航空機で台風観測 気象研究所
6日付け毎日新聞で、気象研究所が今年夏から台風に航空機を飛ばし、観測データを収集して進路予測を向上させる実験をはじめると報道された。
台風に航空機を飛ばすといっても、直接、台風の中に飛び込むわけではない。具体的には、台風の上空からドロップゾンデを落とすのだ。ドロップゾンデにはパラシュートが付いており、投下点から海面に至るまでの気圧、気温、相対湿度、風を下降しながら観測する。
現在の台風観測は主に気象衛星から行っている。つまり『外側』からの観測だけだ。
これをドロップゾンデを用いて『内側』からの観測も行い、台風の立体構造を求めることで、進路予測の精度を高めようというもの。
新聞報道では2004年台風4号について、台湾の航空機観測データを用いて進路予測をやりなおしたところ、精度の向上が見られたそうだ。
今回の試みはあくまでも実験であり、良い結果が出れば実際の運用へと進められるのだろう。大いに期待したい。
(ジャイヴ川畑)
気象研究所
航空機を用いた力学・熱力学場の直接観測による台風の予測可能性に関する研究
http://www.mri-jma.go.jp/Project/H19keikaku/5-1-3.htm
台湾では「追風計画」(DOTSTAR:Dropsonde Observation for Typhoon Surveillance near the TAiwan Region )として2002年より航空機による台風観測が行われている。
詳しくは以下を参照されたい。
台湾の梅雨観測、飛行機と衛星で(速報!天気ニュース)
http://www.tenkinews.net/blogs/006/2006/05/post_5.html
「侵台颱風之 GPS Dropsonde 飛機偵察観測実験」-追風計画
http://www.gcrc.ntu.edu.tw/File/Publication/CenterPub/41-1.pdf
颱風重点研究成果簡報(DOTSTAR:追風計画)
http://www.nsc.gov.tw/nat/public/Attachment/7339272771.pdf





