帆船フェスタ一般公開 神戸港

<海王丸>
神戸港では開港140年を記念し、23日から、「kobe帆船フェスタ2007」が始まった。会期は25日まで。
世界最大級の帆船「日本丸」と「海王丸」が来航しており、24日、25日は船上一般公開も催される。

<左が日本丸 右が海王丸>
筆者も24日の一般公開に参加してきた。24日は「海王丸」の一般公開だった。
船上では日焼けした実習生達がさわやかな笑顔で見学客を迎えてくれていた。

<見学客で賑わう船上>
船上ではキャプスタン(ロープ巻き取り機)や船尾の蛇輪、甲板磨きの椰子の実など見所がいっぱい。
無線室などもドアを開けて中が見られるようになっている。
天気図を受信する無線FAX装置や、星を観測して現在位置を割り出すための器具「六分儀」などを見ることができた。

<天気図や気圧計・温度計などの気象観測機器>

<左下は天気図を受信する無線FAX装置>
「気象と帆走航海」に関する質問がある旨を伝えると、操舵室より雨宮キャプテンが降りてこられて丁寧に答えてくださった。
海王丸は1月から3月にかけてハワイを往復する遠洋航海実習を行うが、その航路になんと「エルニーニョ」や「ラニーニャ」が大きく影響しているそうなのだ。
帆船による大洋航海では、東に進むときは偏西風を利用し、西に進むときは貿易風を利用することはよく知られている。
海王丸がハワイを往復する際も、往路は日本を出航すると緯線に沿うように東に進み、ハワイに近づくと南下する。逆に復路はハワイを出航して西へと進み、日本に近づいたところで北上する。
この航路途中ある太平洋高気圧がエルニーニョ出現時には弱まり、ラニーニャ出現時には強まることが知られている。
太平洋高気圧が弱いとハワイ付近まで西風が吹き続けるため順調な航海になるそうだ。
逆に太平洋高気圧が強いと、追い風を受けるためには太平洋高気圧の北縁を進まなければならず、太平洋を大回りして北米西海岸に到達してしまう。ハワイへ行くためには風の力を利用することができず、途中からエンジン頼りになってしまうそうだ。
気象庁の発表では、今冬はラニーニャ現象が出現しており来春まで続く可能性が高いそうだ。
来年1月のハワイへの往路はどのような航海になるのだろうか、興味は尽きない。
(ジャイヴ川畑)





