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諫早湾干拓 失敗百選に選ばれる


[2007-11-21 01:01:58]

86年の着工から21年がかりで完了した国営諫早湾干拓事業の完工記念式典が20日、長崎県諫早市の中央干拓地で開かれた。
式典には長崎県知事をはじめ、国や長崎県、地元関係者などが出席し、農業用トラクターによるパレードなどが行われた。
干拓事業に反対する市民団体や漁業関係者の抗議活動が行われる中での式典だった。

諫早湾干拓事業といえば、97年4月14日に諫早湾奥が閉め切られた「ギロチン」が今でも印象に残っている。鋼板がドミノ倒しのように落とされていく、それはショッキングな映像だった。
干拓事業は有明海の環境に大きな影響を与えたといわれ、赤潮の発生などによりノリ漁などの水産業に打撃を与えたそうだ。

朝日新聞によれば、この諫早湾干拓事業が科学技術分野の歴史で重要な事故・失敗例として、文部科学省の外郭団体の科学技術振興機構(JST)がまとめた「失敗百選」に選ばれたそうだ。
「失敗百選」を読むと、環境破壊・環境影響調査不十分や「走り出したら止まらない公共事業」などと誠に辛らつな言葉が並んでいる。

干拓先進国であるオランダでは、東スヘルデの干潟を取り戻すために締め切り堤防をゲート式に切り替え、通常は海水が出入りするようにした。実に30年前、70年代のことである。
諫早湾でもオランダに習い、干拓と自然環境の共存を選ぶこともできたかもしれない。
(ジャイヴ川畑)


失敗百選「国営諫早湾干拓事業による漁業被害」
http://shippai.jst.go.jp/fkd/Detail?id=CD0000139

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