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佐賀総体 気象への危機管理は?


[2007-08-06 02:09:52]

7月28日から8月20日まで佐賀県で平成19年度全国高等学校総合体育大会「2007 青春・佐賀総体」が開催されている。
陸上競技は8月2日から6日までの5日間に渡って行われる。

この陸上競技の初日にあたる 2日午後2時10分頃、佐賀市の陸上競技会場のフィールド内にあったテントが強風で約40メートル飛ばされ、審判員ら2人が軽傷を負った。
テレビの報道映像を見てみると、男子400メートル準決勝のスタート直後に事故が起こり、トラックを走っていた選手たちに当たりそうになっていたが、危ういところで難を逃れていた。

当時は台風5号が九州南部に接近しており、佐賀県内では午後零時半に暴風警報が発令されていた。
佐賀市で午後2時20分に最大瞬間風速19.6メートルを観測していたそうだ。
このようなコンディションの中で競技が行われていたことに驚きを感じる。

さらに驚くべきことに、事故の20分後に競技のやり直しが行われていたとのこと。
午後4時過ぎになって、ようやく競技打ち切りとなり、予定された残りの種目が翌日に延期ととなった。
その翌日も午後から雷雨となり、午後6時頃には佐賀市内で竜巻も発生している。
競技も途中中断などもあり、最後の競技が終わったのが午後10時20分だった。


報道によれば、事故が起こるまで現地の大会関係者は暴風警報が発表されていることを知らなかったそうだ。
台風が接近しており、雨風とも強くなっていくことは素人でも予想できたこと。なぜ気象情報に注意を払わなかったのだろう。
さらに注意報・警報が出ているにも関わらず、強風や雷雨のなかで競技を進めているとは、危機意識が欠如しているとしか思えないのだが。

屋内競技ならいざ知らず、屋外競技においては予備日は設定されていなかったのだろうか?
翌日の深夜までの競技スケジュールを見る限り、予備日は無かったのかもしれない。
同じく夏休み時期に開催される高校野球では、予備日は設定されているというのに。

今回の総体では幸いなことに天候による選手の怪我などは無かったが、それはたまたまラッキーだっただけのこと。
最悪の場合、怪我だけでは済まず、落雷などで犠牲者が出ていたかもしれない。

今年6月、栃木県佐野市の三毳山(みかもやま)で学校行事中の中学校生徒の近くで落雷があり、生徒数名が軽傷を負う事故があった。雷注意報が出ている中での事故であった。
総体関係者・学校関係者において、この栃木県の事故の教訓が活かされることはなかったようだ。
(ジャイヴ川畑)

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