コンセントで充電するクルマ
地球にやさしいクルマ、燃料電池自動車や電気自動車などがあるが、量産車として最先端を行くのがトヨタのハイブリッド車だ。
トヨタ初のハイブリッド車「プリウス」をはじめ、ハリアーやエスティマなどハイブリッドのラインナップを広げてきている。
現在のトヨタのハイブリッド車は、ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたもの。回生ブレーキやエンジンから直接発電された電力を使用している。
トヨタは先ごろ、従来の発電方式に加え、家庭用コンセントから充電できる「プラグイン・ハイブリッド車」の公道走行試験を近く開始することを発表した。
試験車両はプリウスをベースに開発、従来のニッケル水素電池を高性能なリチウムイオン電池に変更することで、家庭用コンセントかた充電し15~20キロ程度の距離を走行することが可能だそうだ。ちょっとした通勤や買い物程度なら、コンセント充電で充分まかなえる。
電気が少なくなると、従来のハイブリッド方式で給電するため、電池切れで走れなくなることを避けられるそうだ。
実は今から2年ほど前にも、コンセント充電のプリウスが話題になっていた。
自動車の省燃料化を推進するアメリカの非営利団体『カリフォルニア・カーズ・イニシアティブ』(CalCars:カルカーズ)が、プリウスを家庭用コンセントから充電できるよう改造した。カルカーズはこのクルマを『プリウス・プラス』(Prius+)と名付けた。
プリウスの発電・駆動システムはコンピュータにより制御されているが、コンセント充電を組み込むためにこのコンピュータのプログラムをカルカーズ側でプログラムし直さなければならず、メーカーのトヨタからは「勝手な改造は保証対象外と警告していた。
2年たってメーカーのトヨタも、ようやく家庭用コンセントに目を向け始めたというところだろう。
家庭用コンセントからの充電は電力の余る夜間に行うため、社会全体で見ると効率良く電気を使うことができる。
またガソリンエンジンを使用量が減るため、CO2の削減効果も期待できる。
まだ試験段階ということで実用化には時間がかかるかもしれないが、大いに期待したい。
(ジャイヴ川畑)
カルカーズ
http://www.calcars.org/





