サイクロン、オマーンを直撃
[2007-06-11 00:15:01]
熱帯低気圧 サイクロン「ゴヌ(Gonu)」がオマーンの東岸を襲い、強風や豪雨による洪水が発生した。
現地のニュースサイトによると、アラビア海で発生したサイクロン「ゴヌ(Gonu)」が勢力を強め、5日には風速70メートルとハリケーンのカテゴリー5相当にまで成長した。
6日にはオマーン東部のスール/ラス・アル・ハッド付近に上陸したそうだ。
サイクロンの接近により、オマーンでは沿岸部などの7000名に対し避難指示を出すなどしたが、首都のマスカットで洪水が発生し、これまでに49名の方が犠牲となったと報道されている。
またオマーン湾対岸のイランでも犠牲者が出ているとのこと。
もともとこの地域はサイクロンの発生が少ない地域。アラビア海に発生または到達するものは、おおむね年に2個程度だ。
最後にオマーンにサイクロンが上陸したのは2002年。その前は1998年、1996年、1992年と数年に1回の割合で上陸しているが、いずれもオマーン南部への上陸であり、オマーン東部(オマーン湾)に到達するサイクロンは過去30年で初めてだそうだ。
「ゴヌ(Gonu)」による石油関連への影響は、一時的に北海ブレント原油先物が1バレル71ドル近くまで高騰、NY原油も68ドル近くまで高騰したが、大きな影響が無かったため8日には反落している。
「ゴヌ(Gonu)」と地球温暖化などの気候変動との関係はまだ解らないが、地球温暖化の進行に伴いサイクロンやハリケーンなどの熱帯低気圧の勢力が増大する見方もある。
今回のようなサイクロンが今後頻発することになれば、またペルシャ湾内の油田地帯に影響することがあれば、原油価格がより高騰する可能性もあり気になるところである。
(ジャイヴ川畑)





