米国から風力発電778基受注
三菱重工業は5月末、「三菱重工ニュース」にて、米国の風力発電ディベロッパー5社から大型風力発電設備788基を受注したと発表した。
総発電出力は約136万キロワットで、日本国内のすべての風力発電設備容量に匹敵する。
同社は昨年6月にも米国の風力発電ディベロッパーから443基(総発電出力44万キロワット)を受注したことを発表していたが、今回はそれを大幅に上回る大量受注となった。
昨年の受注は1,000キロワット級のMWT-1000A型風車だったが、今回はそれに加え2,400キロワット級のMWT-92/2.4およびMWT-92/2.5A型風車を大量受注したため、総発電出力が約3倍となった。
同社はこの発表の直前、5月28日にも寧夏発電集団に技術を供与する形で中国の風力発電機市場へ参入することも発表していた。
寧夏回族自治区のある内陸部は、豊富な風力資源に恵まれる一方、丘陵地帯が多く、大型風力発電設備の輸送にとっては厳しい地域。。そのため、今回の技術供与の対象として、1,000キロワット級の風車が選ばれている。
拡大を続ける風力発電機市場は、今後も年率30%程度の高い成長が見込まれており、同社は風力発電設備の生産能力を現状(年間約40万kW)の3倍まで増強し、2008年度までに年間約120万kWの生産体制を構築するとのことだ。
しかし活発な世界の風力発電市場に比べ、日本の風力発電市場はまだまだといったところ。
政府は2001年に発表した2010年までの風力発電の導入目標を300万キロワットとしているが、NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)によれば2007年3月末時点で149万キロワットが導入されており、あと3年で残り151万キロワット達成しなければならない。
資源の少ない日本だからこそ、ぜひとも300キロワットを達成していただきたい。
(ジャイヴ川畑)





