米カンザスで巨大竜巻
[2007-05-11 00:00:00]
カンザス州は「アメリカのへそ」、ちょうどアメリカのど真ん中にあり、グレートプレーンズ(大平原地帯)に広がる州。
農業や牧畜が盛んで「世界のパンかご」“the breadbasket of the world”とも呼ばれている。
米国の報道各社の情報によれば、このカンザス州の南西部で4日夜、巨大な竜巻が発生し大きな被害をもたらしているとのこと。
州最大の都市「ウイチタ」の西170キロに位置するグリーンズバーグは、約1800人が住む小さな街。
この街を巨大竜巻が直撃し、街の95%が破壊され、これまでに12名の犠牲者が報告される大災害となった。
行方不明者も多数のようで、がれきの下敷きになった住民などの捜索には時間が掛かるとのこと。犠牲者数もさらに増えるものと見られている。
グリーンズバーグを襲った竜巻は、直径1.7マイル(約2.7キロ)もあった可能性が指摘されており、台風の規模を表す"藤田スケール"はF5階級であったと見られている。
5日朝の天気図を見ると、カンザス州は温暖前線・寒冷前線に挟まれた南側にあたり、南南東寄りの暖かく湿った気流が流れ込み大気が不安定になっていたようだ。そのため州内各地で強風や雷雨を観測し、巨大竜巻を発生させることとなった。
4日夜から5日にかけてのグリーンズバーグ周辺の空港の気象実況(METAR)を見ると、北東80キロのグレートベンド空港で33メートルの強風を観測したほか、東50キロのプラット空港や西50キロのダッジシティ空港で18メートルの風を観測していた。いずれも南南東寄りの風だった。
(ジャイヴ川畑)
米国 過去天気図
http://www.hpc.ncep.noaa.gov/dailywxmap/pdffiles.html





