黄砂飛来情報の提供開始(環境省)
環境省は19日、黄砂の飛来情報の提供を開始した、提供期間は黄砂シーズンの終わる5月31日まで。
観測地点は国内と韓国のソウルのあわせて10カ所。
現在は「試験運用中」とのこと。今後は中国内の観測地点の情報も提供される見込みだ。
4月3日付けの記事でも紹介したが、これまでも黄砂情報については九州大学/国立環境研究所・気象庁・環境省(大気汚染物質広域監視システム)が情報提供してきた。
今回の環境省の黄砂飛来情報は従来のものと何が違うのだろう。
気象庁の黄砂情報は、日本とその周辺各国の気象観測所で、観測者が大気中に浮遊した黄砂または局地的に舞い上がった砂や塵について、その濃さ(水平方向の見通し)に関わらず、目視で観測した地点を表示している。
環境省(大気汚染物質広域監視システム:通称「そらまめ君」)は、地上に設置された大気汚染常時監視測定装置により自動的に大気中の汚染物質の観測を行い、地上付近の大気汚染(黄砂も含む)を表示している。
今回の環境省黄砂飛来情報はライダー黄砂観測情報を提供している。ライダー(LIDAR: Light Detection And Ranging)とは、レーザー光線を上空に発射し、浮遊する粒子状物質に反射して返ってくる光を測定・解析することで、地上から上空6キロまでの大気内を通過する黄砂を観測するもの。
つまり目視・地上付近の濃度・上空までの飛来量(濃度)という違いがあるようだ。
しかし利用者として、これらの情報をどう利用していけばよいのか迷うところだろう。
洗濯物を屋外に干すかどうか、洗車をしようかどうか、外出時にマスクがいるかどうかなどを判断するのに、何を見ればよいのだろう。
これら組織ごとにバラバラの情報を統合し、飛来情報・予測を提供してくれるようになればよいと思うのだが。
(ジャイヴ川畑)
黄砂情報リンク
環境省黄砂飛来情報(ライダー黄砂観測データ提供ページ)
http://soramame.taiki.go.jp/Kousa/
九州大学/国立環境研究所 東アジア域の黄砂・大気汚染物質分布予測
http://www-cfors.nies.go.jp/~cfors/index-j.html
気象庁 黄砂情報
http://www.jma.go.jp/jp/kosa/
環境省大気汚染物質広域監視システム
http://soramame.taiki.go.jp/





