予報用語の見直し案(気象庁)
気象庁は23日、ホームページで「『予報用語』の見直しについてのご意見募集」を発表した。
発表概要によれば、国土交通省の施策である「安全・安心のためのソフト対策推進大綱」に合わせて、「予報用語」の明確さ、平易さ、聞取りやすさの立場から、予報用語の全面的な見直しを実施しているところであり、その見直し案について、広く国民からの意見募集を実施することにしたそうだ。
昨年末、気象庁は天気予報に使う「予報用語」の見直しを行い、最高気温が35度以上の日を「猛暑日」という用語で表現する方針を決めたとの報道があったのを憶えている方もおられよう。当天気ニュースにおいても1月13日付け「『猛暑日』が予報用語に?」で取り上げられていた。
今回の発表を見ると、予想どおり「猛暑日」が加えられており、あわせて「熱中症」の用例も加えられるようだ。また昨年は各地で竜巻被害が相次いだが、竜巻の強さを表す「藤田スケール」も加えられることとなった。
他にも新たに加えられる用語はたくさんあるが、急速に発達し台風なみの低い気圧にいたる低気圧を「爆弾低気圧」「超低気圧」と呼ぶことについては加えないことになった。「爆弾」という言葉に不快を覚える利用者がいることや、個々の低気圧においては防災上注目すべき点が異なることから総称を用いるのは適当でないとのことだ。(私もあえて「爆弾」などのセンセーショナルな言葉を使うのには違和感を覚えている)
ただ今回の見直し案にも疑問を感じるものがいくつかある。
例えば「藤原の効果」、これは2つ以上の台風が影響しあい複雑な動きや勢力の変化を見せることをいうが、見直し案では「2つ以上の台風が接近して存在する場合に、台風がそれらの中間のある点のまわりで相対的に低気圧性の回転運動をすること。」と限定されてしまっている。
時に関する表現でも、午前0時から3時頃までを「午前3時ごろ」から「未明」に変更するそうだ。私の感覚では「未明」はもう少し朝に近い時間帯のように思えるのだが。
府県天気予報では日界が24時のため「夜」は18時から24時を表す。そのため0時以降の表現が難しいのだ。このあたりも一般の方と意識のズレが出るのではないかと思う。
読者の皆さんも見直し案をご覧になり、気になる点があれば気象庁に意見されてみてはいかがだろうか。
(ジャイヴ川畑)
「予報用語」の見直しについてのご意見募集 (気象庁)
http://www.jma.go.jp/jma/press/0702/23a/yougo_iken.html





