雪と氷のスウェーデン・ラリー
冬はモータースポーツのオフシーズンと相場が決まっており、F1やIRLをはじめ各カテゴリにおいて2007年シーズンに向けて開発に余念が無い。
しかしWRC(世界ラリー選手権)は1月のモンテカルロから12月のグレートブリテンまで、ほぼ一年中、熱い戦いを繰り広げている。
WRC全16戦のなかでも第2戦スウェディッシュ・ラリーと第3戦ラリー・ノルウェーは特別で、雪と氷で凍てついた路面を猛スピードで駆け抜ける。
この第2戦スウェディッシュ・ラリーが9日から11日まスウェーデンの南西部のカールスタッドで開催され、マーカス・グロンホルム(フィンランド/フォード・フォーカス)が優勝した。
ナローでテクニカルなノルウェーに対し、スウェーデンは平均速度が100キロを上回る(最高速度は200キロに達する)超高速ステージが続き、30メートルもジャンプするポイントもある豪快なスウェディッシュ・ラリー。
日本ではスパイクタイヤの使用は実質的に禁じられているが、WRCのスウェーデンとノルウェーでは幅わずか10センチちょっとの極細タイヤに手打ちのピンを付けたスパイクタイヤで競技する。通常のレーシングタイヤは極太が特徴で設置面を広くすることでグリップしやすくなる。しかし雪や氷の路面では極太だとトレッド面に雪や氷が付着しタイヤ性能が低下し、むしろ極細にして接地圧を高めるほうがグリップしやすいのだ。
スウェーデンではPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)もWRCの併催された。
PWRCはWRCよりも改造範囲が限られた、より市販車に近い車両により行われるラリーであり、事実上、スバル対三菱の戦いになっている。日本人選手の結果は、奴田原文雄(三菱・ランさー)が5位、2005年PWRC王者の新井敏弘(スバル・インプレッサ)が6位だった。
この迫力あるスウェディッシュ・ラリーは、スカイパーフェクTV!Ch.308 J sports Plus や Ch.300 J sports ESPN などで放送しているので、ぜひご覧いただきたい。
16日からの第3戦ラリー・ノルウェー
(ジャイヴ川畑)
インプレッサを駆る筆者は、ぺター・ソルベルグ(ノルウェー/スバル・インプレッサ)を応援しているが、スウェディッシュ・ラリーは残念ながらリタイアに終わった。
次戦ラリー・ノルウェーはぺターの地元だけに活躍を期待したい。






