ドライアイスで人工降雨?
6日付け毎日新聞配信のニュースによれば、気象庁気象研究所(茨城県つくば市)などで人工降雨・降雪技術の研究を始めているとのこと。
これは2005年春から夏にかけての西日本の渇水(平年の6割程度)を受け小泉首相が閣僚懇談会(2005年6月28日)において「人工降雨が科学的に可能なのかどうか」の問いかけを受けて始まったもの。
今月下旬から3月中旬にかけて飛行機を使いドライアイスなどを散布するなど、新潟、群馬県境で実験を行うそうだ。
人工降雨技術はまだ不確かながらも、中国やロシアなどでは実際に運用されている。
昨年5月末に中国内蒙古自治区の森林火災では人工増雨ロケットを大量に打ち上げ大雨を降らせることで消化活動に貢献したり、最近では1月28日からの冬季アジア大会スキー会場が雪不足のため、31発の人工降雪ロケットを打ち上げ大雪を降らせることに成功したとの報道もあった。
ロシアでは降雨技術を応用し、国家行事に雨を降らせないよう手前で雨を降らせて空っぽにすることまで実施している。
これらの人工降雨は雲を刺激し降雨を促す(ヨウ化銀の煙粒子やドライアイスを凝結核として供給し、雨や雪の生成を促す)技術であり、降りそうで降らなさそうな雲を刺激して雨や雪を降らせたり、降る量を増やそうというもの。
日本国内においては、すでに東京都水道局が小河内ダム(奥多摩湖)で人工降雨実験を行うなどしているが、今回の研究により、まだ不確かなこれらの技術の科学的裏づけが行われることを期待したい。
とはいえ雲ひとつない空から雨を降らせることは無理な話。大規模な渇水には太刀打ちできない。
やはり計画的な水資源の管理が重要であろう。
(ジャイヴ川畑)
棚橋科学技術政策担当大臣記者会見要旨
※人口降雨に関して触れられている
http://www5.cao.go.jp/minister/kako_kaiken/tanahashi/2005/0701kaiken.html
http://www5.cao.go.jp/minister/kako_kaiken/tanahashi/2005/0729kaiken.html





