大荒れのイベリア半島
[2007-02-01 13:21:54]
ヨーロッパ西部、スペイン・ポルトガルのあるイベリア半島、とくに南部の地中海沿岸や大西洋沿岸は冬でも温暖な地域だ。
このイベリア半島で先週後半から週明けまで冬の嵐のため大荒れの天気が続いた。
内陸部はもちろん、通常ならばおだやかな天候の続く地中海沿岸部においても、強風や低温、豪雨、降雪に見舞われた。
28日には大型貨物船"シエラ・ナヴァ"号(4660トン)が、ジブラルタル近くのアルヘシラスの海岸で30メートルを超える強風に流され座礁した。"シエラ・ナヴァ"号の燃料タンクから漏れ出した油が国立公園の海岸に漂着したため油の撤去作業を行っている。
政府や漁協などは船主に対して総額100万ユーロ以上の補償を要求するつもりとのこと。
この大荒れの天候は上空に強い寒気が入ったのが原因。500hPa(約5500m)天気図によれば、23日頃から上空に寒気をともなった気圧の谷が入り始め、25-26日には-36℃の寒気(上空の寒冷低気圧)がイベリア半島を覆った。
この大荒れの天候も週明けから回復してきているものの、30日現在でもイベリア半島上空に-27℃の寒気(寒冷低気圧)が留まり続けており、一部で不順な天候が続いているようだ。
(ジャイヴ川畑)
ちなみにシエラ・ナヴァ号は1991年に長崎県の造船所で建造されたそうだ。





