米寒波はこれからが本番?
アメリカでは今月12日頃より強い寒波が入り、広い範囲で低温・降雪などがあった。
NOAAアメリカ海洋大気圏局の天気図(500mb) によれば、11日にアメリカ西海岸北部ワシントン州の高度5500メートル付近に氷点下42度の強烈な寒気が入り、翌12日には寒気の中心が西海岸のカリフォルニア州・隣のネバダ州の上空へと移動した。
その後、寒波は米中部・東部へも広がったが、カリフォルニアやネバダ、アリゾナの上空には寒気が残り続けていたため、これらの地域では低温・降雪などの被害が拡大した。
カリフォルニア州のリゾート地モントレーでは-3℃と最低気温記録を更新、サクラメントでは1949年以来の-6℃を記録した。ロサンゼルス郊外のモハビ砂漠の街ランカスターでは-14℃を記録した。
この寒波の影響で、カリフォルニア州の農作物に降霜の被害が出ており、特に名産のオレンジなどのかんきつ類は収穫予定の3/4が被害を受けていると見られている。被害額は5億ドル(約600億円)を上回り、10億ドルに達するものと見込まれている。
このあおりを受け、オレンジやレモンなどのかんきつ類の相場が上昇・高値が夏ごろまで続くものと予測されている。
西海岸の寒波については一段落といったところだが、アメリカ南西部のアリゾナ州やニューメキシコ州ではその後も上空に寒気が入り、21~22日に降雪を観測した。これらの地域では26日現在でも一部に大雪警報が出ている。
またアメリカ中部・東部について1月初頭は寒気の入りにくい状態にあり6日にはニューヨークで22.2度を観測するほどであったが、その後は周期的に寒気が入っている。27日から1月末にかけて強い寒波が予想されているため、在住者や旅行者は寒波への注意が必要だろう。
(ジャイヴ川畑)
NOAAアメリカ海洋大気圏局の過去天気図
http://www.hpc.ncep.noaa.gov/dailywxmap/pdffiles.html
NOAAアメリカ海洋大気圏局の予報資料
http://www.nco.ncep.noaa.gov/pmb/nwprod/analysis/





