霧のロンドン大混乱
[2006-12-22 13:38:33]
別名「霧の都」ともいわれるイギリスの首都ロンドンは、ここ数日の濃霧で大混乱になっている。
とくに航空便が相次いでフライトキャンセルとなっており、クリスマス休暇を故郷で過ごす予定の利用者が足止めを食らっている。
「霧の都」はもともと19世紀の産業革命以降、石炭や石油を燃やした後の煙やすすが霧にまじる汚染された濃いスモッグが発生したことから付けられたもの。1952年のスモッグでは、汚染されたスモッグを吸い込み呼吸器系にダメージを受け1万人以上が命を落とした。
現在では環境対策も進んでいるため濃いスモッグが出ることは無いが、地理的に暖かい北大西洋海流から供給される暖かく湿った空気入りやすく、その空気が冷やされることにより霧が発生しやすい。
今回の霧は、イギリス上空に寒気を伴った高気圧が移動してきたのが原因。この上空の寒気により地表付近の暖かく湿った空気が冷やされ濃霧となった。この高気圧は動きが遅いため、今週末まで霧の影響が心配されている。
ヒースロー空港のMETAR(航空気象実況)を見ると、19日から霧が出始め、20日以降は断続的に濃い霧が出ている。
この霧の影響で国際線が発着するヒースロー空港のほか、ロンドン・ガトウィック空港、ロンドンシティ空港などのロンドンの空港でフライトキャンセルが相次いでいるほか、サウザンプトン、バーミンガム、ノーリッジ、カーディフ、ノッティンガムなどのイギリス中南部の空港も霧で発着に影響が出ている。
現地滞在あるいは旅行中の読者においては無理は禁物。霧が晴れるまでじっとするしかなさそうだ。
(ジャイヴ川畑)





