野菜豊作で廃棄処分も
ここ最近、野菜の安値が続いている。大根やキャベツ、ピーマンなど100円を切ることもある。
昨年の年末は気温低下や大雪のため生産量や市場への入荷量が減ったため野菜の高値が続いたが、その頃にくらべると半値くらいの感覚ではなかろうか。
野菜好きな筆者にとってはうれしい話。昨日は白菜・ニンジンの炊き合わせ、一昨日は野菜ポトフ、その前はアジフライにキャベツのてんこ盛り。
しかし一部の生産地では自主廃棄が始まっているとのこと。トラクターで農作物を押しつぶすところをニュース番組でもよく見かける。寒くなれば鍋物などで野菜需要が高まるのだが、この秋は暖かい日が続いたため需要が生産に追いつかず、出荷しても高値で売れず経費ばかりかかり赤字になってしまうためだとか。
せっかく豊作だというのに野菜好きな筆者にとっては悲しい話。読者の皆さんもぜひ野菜をたくさん食べていただきたい。
気になるのはこの安値がいつまで続くのかということ。
豊作なのは台風被害が少なかったこともあるが、この秋の高温や西日本の少雨により農作物の成長が早まったようなのだ。
市場や青果会社などの市況情報を見ると一部に前進出荷、つまり育ちすぎてこれ以上畑に置いておくことができず前倒し出荷をしている状況が目に付く。
農作物の作付けは他産地や輸入品などの状況を踏まえて時期を選んでいる。他と重なると安値になってしまうからだ。ところが前進出荷を行うとその時は安値を起こすが、切り上がりも早くなるため後で品薄になってしまう。年末需要と品薄が重なれば、一転して高値になってしまう。
(現在の豊作が、実は年末需要を見込んだ作付けの前進出荷だとすれば、実際の年末には需要に追いつかない可能性もある)
今のところ市況情報などを見る限り、切り上がりの早まりによる品薄・高値の見込みはなさそうだが、天候の変化により状況が変わるとも限らない。
とりあえず安いうちにたくさん食べておこう!
(ジャイヴ川畑)





