ササラ電車が初出動(札幌市電)
23日、札幌の冬の風物詩「ササラ電車」が初出動した姿がテレビのニュース番組などで放映された。
毎年かならず放映されるニュースで、北海道への冬の訪れを感じさせるものだ。
22日夜から23日朝にかけて、北海道上空約9000メートルに-40℃以下の寒気が入り、日本海側を中心に雪となった。札幌でもこの冬初めて雪が積もったため、ササラ電車が初出動し路面上の雪を掃き出した。
札幌丘珠空港の気象実況(METAR)を見ると、20日ごろから降っていた弱い雨が22日正午ごろから弱い雪に変わったようだ。この雪は24日正午時点でまだ降り続いている。
気象台の予報では、24日昼過ぎにはこの弱い雪も止むようだが…。
ササラは漢字で書くと「簓」、竹を細かく割り束ねた物で、タワシと同じように食器などを洗う際に用いる。
家庭で見かけることはほとんどないが、中華料理店で中華鍋を洗うのに用いられているので、思い当たる読者も多いことだろう。
ササラ電車のササラはこの細かい割り竹を長さ28.5センチ・直径3.5センチにまとめたもので、それを回転ブラシ状にドラムに取り付けている。ササラ電車1両で800本のササラが使用されている。
除雪中は毎分255回転でササラを回転させている。竹ぼうきで路面を猛スピードで掃き清めているようなものだ。
札幌市電(札幌市交通局軌道線)には現在4両のササラ電車が在籍している。年間走行距離は4両あわせて約7000キロ。ササラは700~800キロ程度で新品に交換されるため、各車両ともひと冬で2~3回交換しているそうだ。
ササラ電車が出動するのは始発電車が走る前、つまり夜明け前に路面や架線に凍結した積雪を除去するために運転している。雪が降り続く時は日中・夜間でも出動している。
札幌の雪の時期は12月から3月ごろまで。鉄道ファンはもちろん、この冬、観光やスキーなどで札幌を訪れる読者は、早起きをしてササラ電車の見学はいかがだろう。
(札幌市電はすすきの-西4丁目間をほぼ環状に走るため、すすきので飲み明かしてササラ電車見学というのもありかも…)
(ジャイヴ川畑)
札幌市交通局のページ(ササラ電車の解説あり)
http://www.city.sapporo.jp/st/





