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千島列島地震の津波警報は14分後


[2006-11-16 08:00:00]

気象庁が15日22時に発表した報道資料によると、15日20時15分頃に千島列島(エトロフ島の東北東、約390km 付近)の深さ約30km を震源とするマグニチュード8.1の地震が発生したとのこと。
この地震をうけ、気象庁は20時29分に北海道太平洋沿岸東部とオホーツク海沿岸に津波警報を発表した。地震発生から14分後に津波警報を発表したわけだ。

「14分後」という値を見て「遅い」と思われた方もおられるかもしれない。
今年9月7日の気象庁報道発表では、現在3分程度かかっている津波予報を緊急地震速報の技術を用いて2分以内を目指すとあったからだ。

「14分後」といえば1983年5月の日本海中部地震の津波予報と同じ値だ。この時は津波が最も早く到達したのが地震発生後からたった7分であり、遠足の小学生を含む104名の犠牲者を出した。
1993年7月の北海道南西沖地震では気象庁は地震発生の5分後に津波予報を発表した。しかしこの時も地震発生後たった5分で津波が到達し、202名の犠牲者を出した。

とはいえ2分以内を目指すのは、あくまでも日本近海で発生する地震の場合のみ。
朝日新聞の報道によれば、「14分後」について気象庁では「遠隔地地震としては妥当」とコメントしている。
実際、北海道に津波の第一波が届いたのは約1時間後だった。

気になるのは各自治体の対応だ。同じく朝日新聞の報道によれば、今回の津波警報の対象となった22市町村はすべて避難勧告を出したそうだ。2004年9月の紀伊半島沖地震では、津波警報がているにもかかわらず避難勧告を出したのは沿岸の市町の3割弱だったとのこと。この点では大きく改善されている。
しかし今回の避難勧告で最も遅かったところは約30分後とのこと。たまたま遠隔地地震だったから間に合ったものの、日本近海の地震なら間に合わなかった可能性が高い。
各自治体には避難勧告フローを再検討していただき、さらなる時間短縮をお願いしたい。
(ジャイヴ川畑)

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