気圧計 売ります (気象庁)
気象庁は18日、ホームページのトップページに「気象庁が使用していたフォルタン式水銀気圧計の売却について」を掲載した。入札形式での公売のため、最も高い金額で入札した者が落札することとなる。
申し込み期限は10月31日17時とのことだ。
トップページでの気圧計の売却は昨年2月に引き続き2回目。もっとも各地方気象台でもこれまでに使用済み水銀気圧計を幾度か売却していたようだが。
気圧は1643年、イタリアの物理学者トリチェリによって水銀柱を用いて測定された。これが後世の水銀気圧計となった。
現在は気象庁の観測では電気式気圧計が用いられているが、このフォルタン式水銀気圧計も標準測器として設置してある。今夏、予報士会の勉強会で神戸空港の気象台(関西航空地方気象台神戸空港出張所)を見学したが、室内の一角に木箱に恭しく納められたフォルタン式水銀気圧計が設置してあった。
さて今回の売却だが幾らぐらいで落札されるのだろう?
気圧計の通販サイトを見ると、フォルタン式水銀気圧計は検定付きが60万円、検定無しならば20万円弱で新品が購入できそうだ。業務で用いるためには検定付きでなければならないが、趣味で持つのなら検定無しでも十分。中古物件ということであれば、高くても数万円程度といったところか。
しかし鉄道部品や航空機部品など捨てるしか用途がないものであっても、マニアの間では高値で取引されるもの。今回のフォルタン式水銀気圧計も、それまで現場で活躍してきた歴史を背負っているだけに、気象マニアの間で高額落札されるかもしれない。
今回の売却本数は6本とのこと、気になる読者は申し込んでみてはいかがだろう。
(ジャイヴ川畑)
気象庁が使用していたフォルタン式水銀気圧計の売却について
http://www.kishou.go.jp/info/fortin2.pdf





