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高潮への注意も


[2006-09-17 02:03:52]

非常に強い台風13号は、勢力を保ったまま次第に速度を速め、17日午後に九州へ接近し上陸するおそれが高くなってきた。西日本も暴風域に入るおそれがある。
台風13号と秋雨前線の影響で西日本の各地で大雨となっており、土砂災害や河川の増水に注意されていることだろうが、台風の接近による高潮への注意も必要だ。

今から46年前、1959年9月26日の伊勢湾台風では死者・行方不明は5098人、うち愛知県と三重県で4562人と2県に集中することとなったが、その多くは高潮による被害だった。現在では堤防などの整備も進んでいるため、そこまでの被害は発生しないだろうが注意が必要なのはかわりない。

台風の高潮では「吸い上げ効果」「吹き寄せ効果」に注意が必要だ。
「吸い上げ効果」は気圧が低くなり海面が持ち上がる効果のことで、気圧が1hPa低いと海面は約1cm上昇するといわれている。17日0時現在の台風の中心気圧は925hPaであるから、台風の中心付近では約80cmも上昇していることになる。
「吹き寄せ効果」は台風風で海水が海岸に吹き寄せられて、海岸付近の海面が上昇する効果のことで、吹き寄せによる海面上昇は風速の2乗に比例し、風速が2倍になれば海面上昇は4倍になる。
特に湾の奥や遠浅の地形ではより高まる傾向にある。
台風の進路の東側では特に風が強まるため吹き寄せ効果への注意が必要だ。

幸いなことに14日が半月(下弦の月)だったため現在は小潮の時期にあたり、大潮にくらべ満潮位が低くなっている。とはいえ台風13号は速度が速いため注意は怠れない。
台風13号が九州の西側を通過するとすれば、鹿児島湾や有明海など南に開いた湾では吹き寄せ効果に注意が必要だ。土佐湾や瀬戸内も注意したい。

地域により地形や外洋からの距離が異なるため満潮時刻も異なるので、海上保安庁のサイトなどで確認していただきたい。
(ジャイヴ川畑)



海上保安庁 潮汐推算ページ
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/TIDE/tide_pred/index.htm

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