シャトル打ち上げ実施の確率70%
NASAアメリカ航空宇宙局は米東部夏時間の7日夕方、スペースシャトル「アトランティス」を米東部夏時間8日午前11時41分(日本時間9日午前0時41分)に打ち上げることを発表した。
ハリケーン・アーネストの接近のため米東部夏時間6日午後0時29分(日本時間7日午前1時29分)延期されていたシャトルの打ち上げが、直前になり燃料電池冷却用冷却モーターの電圧が一時的に上昇・低下したため1日延期になり、さらに協議の結果、2日延期となったようだ。
この発表内では天候以外の打ち上げ条件はクリアになったという。8日に打ち上げ可能な天候の確率は70%であり、発射場上空の積雲や雷雨などが懸念材料であるとのこと。
米国の航空電子情報サービス(ADDS)の飛行場予報TAFで発射場内滑走路(空港コード:KTTS)の予報を調べてみると、現地時間の明け方までは周囲で小雨などが予想されているが、打ち上げ時は少し雲がある程度でおおむね晴れのお天気、風も2~4メートル程度と支障は無いようだ。
気象条件で確認しておきたいのは TAL(Transatlantic Abort Landing:大西洋横断緊急着陸)の着陸場だ。TAL着陸場は以下の空港が設定されている。
フランス イストレス空軍基地(空港コード:LFMI)
スペイン ザラゴザ空軍基地(空港コード:LEZG)
スペイン モロン空軍基地(空港コード:LEMO)
ガンビア バンジュール国際空港(空港コード:GBYD)
モロン基地の天候は良好、バンジュールは打ち上げ時間を過ぎてから雷雨の心配はあるもののまずは問題無し。イストレスではTAFは提供していないが、近隣のマルセイユ空港(LFML)のTAFを見る限り良好だ。ザラゴザ基地は雷雨の可能性があるとのことだ。
上記の予報を見る限り、70%とはやや控えめな表現かもしれない。実際はさらに高い確率で打ち上げ可能な天候になるのではないだろうか。
天候に邪魔されずに無事に打ち上げられることを期待したい。
(ジャイヴ川畑)





