豪雨被災地のつめ跡
[2006-07-24 12:00:01]
活発な梅雨前線の活動により、気象災害は九州南部へと広がった。
九州南部では18日の降り始めからの総雨量が宮崎県・鹿児島県の2ヶ所で1200ミリを超え、また熊本県も含めて各地で記録的な雨量を観測した。
このため鹿児島県では、土砂崩れなどで4人が死亡し、1人が行方不明になった。
また各地で堤防の決壊や河川の氾濫が発生した。鹿児島県の出水市やさつま町などでは中心市街地が水没してしまった。
南九州で活発だった梅雨前線の活動も、ようやく峠を越えたようだ。専門予想天気図などを参照するかぎり、梅雨前線は今週後半には衰弱する見込みだ。
今後、被災した各地で復旧活動が本格化することだろう。
しかし今回被災した地域の災害のつめ跡がどの程度かが気がかりだ。
筆者の祖父母が住む宮崎・鹿児島県境付近は近隣のアメダス(霧島御池)を見ると、18日の降り始めからの総雨量が655ミリ、21日だけで279ミリと豪雨になったが、幸いにも大きな被害は起きていないとのこと。
しかし平成5年の鹿児島豪雨:7月末から8月上旬にかけて約1300ミリ:8月1日だけで422ミリの大雨が降った際は、祖父母宅近隣では土砂災害で家屋は押しつぶされ、田畑は水没、牛や豚・鶏などの家畜も被害を受けた。水が引いた後も田畑は土砂や岩で多い尽くされ、土も流され壊滅的な被害を受けた。
道路なども主要道の復旧は迅速だが、生活道路などは復旧に手間取り、祖父母宅近くの流された橋は1年以上たってようやく復旧された。
今回の被災地域も過疎化で高齢者の多い地域が含まれている。一般の者はもちろん高齢者にとって今回の被害は深刻なはずだ。政府や県などの速やかな復旧や生活支援が望まれるところだ。
(ジャイヴ川畑)





